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2015年1月22日 (木)

はしかの予防接種キャンペーン

 イラクの保健省は、子どもたちがはしかにかからないようにするための予防接種キャンペーンを、昨年12月21日~30日にかけて行いました。キャンペーンの対象は生後9 か月~5歳までの子どもたちです。

 保健省は対象年齢の子どもをもつ市民に対して、はしかの予防接種を受けるよう啓発する大規模なキャンペーンを展開し、主要な幹線道路沿いに大きな立て看板を出したり、テレビを通じて予防接種を呼びかけました。

【道路沿いに建てられた予防接種を呼びかける立て看板】
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 JENはこれまでも、学校の教師を対象とした衛生教育の研修において、繰り返し感染症やその予防に関する知識、対応策ならびにその重要性について伝えてきています。

【JENの衛生教育の研修で使用している感染症に関する教材の一部】
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 さらに、研修を受けた教師が、感染症予防などについて書かれた小冊子を用いて生徒への衛生教育を行ってきています。

 小冊子は、感染症とは何か、感染症にかかるとどのようなことが起こるか、といったことがわかる内容になっています。
 例えば、写真にあるテキストの一部では、感染症にかかった後どのような経過をたどるのかを説明し、かかった子どもやその家族がきちんと対処しないと死に至ることもあるなど、その危険性を伝えています。

【生徒に配布されている衛生教育の小冊子の一部】
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JENでは、イラク国内で発生している国内避難民を対象にした緊急支援を開始しました。この緊急支援に対し、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ご寄付は、こちらから受け付けております。

1月 22, 2015 衛生教育 |