教育レベルの低下
ユネスコの報告書によると、1991年以前はイラクの教育レベルは中東諸国の中でトップでした。全ての子どもたちが小学校に通っていました。つまりその年齢で小学校に行っていない子どもおらず、非識字率はゼロでした。
しかしながら、1991年の湾岸戦争ぼっ発以降今日まで、教育レベルは下がり続けています。ユネスコの報告では、今やイラクの教育レベルは中東諸国の中で下から3番目となっています。
48000人の生徒が学校をやめ、様々な仕事に就きました。この数は、1年生から12年生までの義務教育年齢の子どもの5%になります。
その一方、過去10年間で500人以上の教師が殺されました。そのことが、教師の教育能力やモラルの低下につながり、そのことが教育レベル低下の原因の1つになっています。イラクの非識字率は上がり続け、教育関係の2つの省(イラク教育省と高等教育省)の統計によると、15歳から24歳の若者のうちの74%が読み書きできないとの報告もあります。
その大きな理由の1つとして、教育分野に民兵組織やその関係者が入り込んでいることがあげられます。彼らは教育分野を指揮するための適性が低いため、非識字率が上がり続けていると言われています。
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