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2014年1月30日 (木)

不安定な情勢の中でも精一杯のお祝いをするイラク市民

 イラク国内での治安の悪化は、新年のお祝いにも影響を与えています。かつては、ほとんどの家族がレストランや踊りを楽しむためのクラブなどに行って新年を祝っていましたが、最近では何家族かが一つの家に集まり新年を祝います。
不安定な情勢の中、それでもみな、精一杯お祝いをし、また新たな年に希望を持つのです。

 少し前の話になりますが、クリスマスには、イラクの人々、特にクリスチャンはクリスマスツリーを家や店に飾り、道路にも飾りつけをします。夕食には様々な種類の食べ物やデザートが並び、テーブルの真ん中にはロウソクを灯したクリスマスケーキが用意されます。

【お祝いするために準備された色とりどりな料理】
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 子どもたちにとってはどのような状況でもクリスマスは特別で、楽しいものです。家族の誰かがサンタの格好をし、特に子どもたちにプレゼントを配って回ります。

【サンタクロースの格好をした子どもたち】
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 誰もが一年を振り返りながら、幸せだったり、悲しんだりした日々を思い返します。そして、新しい年への希望を願います。この時期は、耐えること、そして愛することを思い出す機会であり、また、対立する二つのグループが和解する機会でもあります。

 新年を迎えると、家族は無病息災を祈り、また国の平和を祈ります。そして、お祝いの言葉を交わします。

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1月 30, 2014 文化、生活、習慣 |