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2013年12月 5日 (木)

アル・ザウラ公園の遊園地

 今回はプロジェクトから少し離れ、市民の日常の一端について、市民の憩いの場となっているバグダッドの公園を例に紹介したいと思います。

 アル・ザウラ公園はバグダッドの中心部に位置し、広い敷地内には緑も多く、憩いの場やレストラン、噴水、湖、動物園、遊園地などが広がっています。

【緑の芝生が広がる公園】
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 特に遊園地には、毎日多くの家族連れや学生が訪れ、休日は特に賑わいを見せています。乗り物の料金はだいたい子ども1ドル、若者4ドルです。最近新たに15個の新しい遊具が導入され、子どもたちにとってより楽しい空間となりました。現在さらに本館が建設中です。    

【新しい遊具も導入された、広々とした遊園地】
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 一日中公園で楽しめるよう、園内には食べ物の持ち帰りが可能なレストランや、公共トイレなども見られます。さらに人を呼び込むため、招待状をバグダッド市内の学校へ送り、生徒たちが割引料金で楽しめるような工夫も行っています。

 数年前のバグダッドの悲惨な状況に比べ、今でも治安が不安定ではあるものの、このように市民が公園でのどかに過ごせるようになりました。

 一方で、公園内には排水システムが完備されていないため、2013年11月の大雨では、緑が多く湖もあるにもかかわらず、公園内でも洪水となりました。対策として、敷地内に排水パイプを敷くことが求められています。
 市民がより快適に、少しでも日々の苦労を忘れて休日を楽しめるよう、公園のさらなる設備管理とサービス向上が期待されます。

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12月 5, 2013 文化、生活、習慣 |