治安は悪いけれど、平和を願って活動を続けています。
2月28日にも紹介した小学校で、現在も活動が続いています。
この学校での活動において一番の問題は治安状況です。学校の周りの道路が自爆テロを防ぐためにコンクリートのブロックで封鎖されており、建設業者が資材を運んだり、私たちJENのスタッフが現地に行くのでさえ非常に時間がかかります。
3月19日はサダム・フセイン政権が崩壊した米国主導のイラク侵攻から10年にあたるのですが、バグダット内外では60人は死傷するという過去半年で最も大きな被害を出した自爆テロが発生してしまいました。
イラクはまだ不安定な状態にあります。石油資源が豊富なキルクークをめぐるクルド自治区と中央政府との対立問題は激しい暴力を伴い、未だ安定した国づくりへの道のりを長く感じさせる現状があります。
そんな中、この小学校では工事を行うにあたり、校長補佐がJENのエンジニアと建設業者に大いに協力してくれました。校長補佐は今回の補修工事を大変喜んでおり、よりよいものとなるよう積極的に工事のフォローアップをしてくれています。
【話し合いをする校長補佐、JENエンジニアと建設業者】
JENはまたこの学校で衛生教育も行っており、生徒たちは病気を防ぐためにはどうすればいいかを学びます。生徒たちは、JENが配布した衛生教材や衛生キットを受け取りとても喜んでいました。
【小学校の生徒たち】
この事業は、外務省と皆様のご支援で進められています。
JEN エンジニア ハムーディー