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2012年10月 4日 (木)

子ども達に衛生教育に親しみを持ってもらうこと~ソングコンテストを通して~

 「子どもたちがもっと簡単に、そして楽しく衛生習慣について学べるようになると、その知識がもっと彼らに定着するのではないだろうか。」
JENスタッフが教育省の職員たちと、衛生促進ワークショップの内容についてミーティングの中で画期的な意見が飛び出しました。

 「正しい衛生習慣を歌にして子どもたちが歌えるようにすれば、大切なことを楽しく覚えることができ、彼らも習慣に親しみがわくのではないか」との考えから、イラクのJENが活動する5県を対象に、衛生習慣に関して歌を作成する取り組みが教育省主催で開催されました。

 2003年より、JENはイラクの教育省とともに衛生教育を続けてきました。その長年の積み重ねの中で、JENの一方的なアイディアだけでなく、現地教育省も自発的にアイディアを発するようになり、ついにはこのような画期的なイベントの実現に発展したのです。JENが活動を続けてきたバグダッド県、アンバール県、バビル県、ディヤラ県、キルクーク県の5県の教育局対抗で衛生習慣を促進する歌を作り、コンテストが開催されました。

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 コンテストの結果は、歌詞のフレーズが分かりやすく、メロディーも親しみやすく仕上がった、ディヤラ県の衛生局が作成した歌が一位となりました。
現在、なんとその歌がイラク全土の教育局に紹介され、各地の子どもたちへの衛生教育の普及に使用されています。

10月 4, 2012 衛生教育 |