ラマダン(断食月)が明けました!
1ヶ月に渡ったラマダン(断食月)がようやく明け、イラクではそれを祝うイド・アル=フィトラ祭が行われました。12月のバイラム祭「イド・アル=アドハー」が4日間続くのに対し、断食明けのこの祝祭は3日間なので、「小さいお祭」と言われます。)
イラクの家庭では、クレイチャと呼ばれる、カルダモンやローズウォーターの入ったクッキーにデイツやナッツを詰めたお菓子を作り、みんなでラマダンが明けたことをお祝いします。
3日間の祝日は、1日目の夜明けに、大人たちが家族のお墓に花を持って行き、日が昇るまでお祈りをすることから始まります。
また、1日目には、結婚した兄弟たちが父親や長男の家に集まり挨拶を交わし、みんなでワイワイ笑って昼食を楽しみます。これは、イド・アル=フィトラを祝う儀式の中で、とても大切なことだとされています。
イド・アル=フィトラの残りの日々は、家族や近所の人、親せきや友達と一緒に、子どもたちの好きなテーマパークに行ったりします。バグダッドには、アル・ザウラー公園という緑が広がり、動物園や遊具のある公園があります。特に子どもたちは、日ごろの難しい日常を忘れ、心を開放して遊ぶのでした。