ラマダンが始まりました。
イスラム暦(ヒジュラ暦)の第9月はラマダンです。この月は「断食月」とされ、世界中のイスラム教の人々はラマダンの間は毎日、日の出から日の入りまで食べ物を食べない、そして飲み物を飲まないという断食を行います。
先週の金曜日、今年のラマダン月が始まりました。今年のラマダンは、過去33年間で最も暑く、中東では日の長さが平均一日16時間にも及ぶという最も長いものだということです。
この時期の断食がどのくらいつらいものか想像できますか?特に外で働く労働者たちにとっては、日中水を飲むこともできないのでとても過酷です。
【JENの事業地で学校修復作業をする労働者たち】
外で働く人々は、濡れたタオルを首に巻いたり頭に乗せたりして、暑さから身を守る工夫をします。また、デイツという甘い果物やヨーグルト飲料を職場に持っていき、日が沈むとすぐにそれらで栄養補給することができるので、急いで家に帰らなくても大丈夫だということです。