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2011年9月22日 (木)

「ヨルダンから」

 中東というと、どこか遠い地域というイメージがあるかもしれません。

 けれども、JENが事務所を置くここヨルダンの人々は、とても親しみやすい国民性です。
 日本に対しても親しみを抱いてくれていることを、日々の生活の中でも感じることができます。

 3月11日の大震災のニュースは、ヨルダンでも大きく取り上げられました。

 レストランやスーパーなどで日本人だと分かると、「日本は震災後どうなったの?大丈夫?」と日本のことを心配し声をかけてくれます。そして「日本は必ず復興するよ」と励ましてくれます。

 先日も、ヨルダンの首都アンマンで東北復興支援チャリティーコンサートが開催され、多くの人が参加していました。

 遠く離れた中東ヨルダンでも、たくさんの人が日本の復興を願っています。

====== ご報告 =============

平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
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9月 22, 2011 文化、生活、習慣 |

2011年9月 8日 (木)

9.11から10年:イラクからの視点

 2001年9月11日に米同時多発テロが起きた当時、イラクの人々は何を思い、そして今何を感じているのか、バグダッド事務所長に話を聞きました。

「2001年9月11日、ニュースから流れる映像を見て衝撃を受けました。世界で最も強い国であるアメリカの、最も重要な建物の一つである世界貿易センターが攻撃されていたからです。

 私たちイラクの市民は、この同時多発テロが、のちに自分たちの国で起こるイラク戦争につながるとは、夢にも思っていませんでした。イラクの人々は、同時多発テロはアメリカとテロリストの間で起きたことで、イラクとは無関係であると考えていました。

 当時のアメリカの主張を、私たちは理解できませんでした。なぜなら、イラクの政府はテロ組織を嫌っていたからです。

 2003年からイラク戦争が始まり、イラクはアメリカ軍とテロリストたちとの戦いの場となりました。多くの一般市民が自分の国が破壊されていくのを目のあたりにし、特にバグダッドは壊滅状態となりました。

 私たちはこう言います。『壊された2つのタワーは1年で回復できるかもしれない。でもイラクは国全体が破壊されてしまった。破壊されてしまった国の復興には何十年もかかるだろう』と。

 今、イラクでは宗教間、民族間で多くの争いが生まれています。破壊と貧困がもたらしたこの状態が長く続けば、国がバラバラになってしまうでしょう」

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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

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9月 8, 2011 政治、経済、治安事務所、スタッフ |