バクダットの朝食:パチャ (Pacha)
朝、特に寒い朝にバクダット市民が好んで食べる朝食の一つは「パチャ」です!
パチャというのは、牛の頭部の骨付き肉と内臓などをよく煮込んだ料理です。そのパチャをティシュリーブというスープに浸したパンの上にかけて、一緒に食べます。好みでピクルス、レモンジュースとオニオンなど入れてみてもおいしいです!
人によっては牛肉の代わりに羊の頭やタンがいいという人もいます。骨付きの牛肉より食べやすいし、消化しやすいというのが理由かもしれません。
パチャを売る人を「パチェチ」と呼びます。パチェチは肉屋さんからパチャの材料になる牛、羊などお肉を買い集めます。あとは長時間、火で炙りながら「サモット」というお肉をきれいにする作業をはじめるのです。お肉がきれいになったら、パチャを作って売るだけです!
「パチャ」は体に必要なビタミンやミネラルが豊富な食べ物だと考えられています。ですので、特に体力が必要な仕事をする人に人気の高い朝食の一つになっているのです。