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2010年11月25日 (木)

衛生促進ワークショップを開催しました

101125_lec_for_alwafaa_2   10月初旬から事業対象全25校への衛生促進ワークショップを行いました。

 

   

101125_lec_for_students_at_mofa_y_2  それぞれ日程は2日間、先生方が主な対象です。初日にレクチャー、2日目はレビューと子どもたちへの実際の指導方法を内容として組み込みました。

 授業の合間をぬっての開催でしたので、参加者の先生方には少し忙しいものだったかもしれません。遅れてしまった先生に対し「あなたがいなかった間に、良い話が聞けたわよ!」と(時間通りに出席していた)別の先生が話し掛けていました。この何気ない一言が私たちJENにとってどれだけ嬉しいものだったことでしょうか。長い時間をかけて準備してきた衛生促進ワークショップが、参加者の皆さんに役立つものとして受け入れられたのです。

101125_booklets_for_primary_student  何度かこのブログでご紹介した教材や衛生キットを、このワークショップと同時に配布しました。教材の中身はMOTTAINAI Labのブログに写真を掲載しましたので、是非そちらもご覧下さいね。

101125_posters 

 本ワークショップは外務省、国連人道問題調整事務所、皆様のご支援により開催致しました。

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11月 25, 2010 衛生教育 |

2010年11月11日 (木)

ハッジ 生贄編

 さて、ハッジはヒジュラ暦第12月(巡礼月)の8日目から始まるのですが、10日目に動物を生贄にします。
(由来については2008年12月25日ブログをご参照下さい。)

 巡礼者一人に対し羊一頭、もしくは七人に対し牛かラクダ一頭となっています。これらは片目、病に罹っている、足が悪く歩けない、痩せ衰えて骨の隋もないようなものであってはならず、ラクダなら5歳以上、牛なら2歳以上、羊なら半年以上という年齢の条件が付きます。伝統的には巡礼者自ら生贄を屠畜するか、屠畜を監督していました。しかし昨今では自ら立ち会わずとも、お金を払い代行業者に依頼することができます。いくつか理由はあるのですが、その一つに屠られた肉の放置(=非衛生)があるようです。

 それでは、こうして生贄となった肉の行き先はどこなのでしょう?

 巡礼者の胃袋?
 それとも廃棄?

 いえいえ、梱包され世界中の貧しい人々に配送されます。

 このヒジュラ暦12月10日はイード・ホリディ(イード・アル=アドハー、犠牲祭)の初日にあたり、ハッジに参加していないムスリムも生贄を捧げ、この祝日を祝います。

11月 11, 2010 文化、生活、習慣 |