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2010年4月28日 (水)

修復した学校に通う生徒のお父さんから

 支援者の皆様と外務省のご協力により、イラク3県(バグダッド、アンバール、バビル)で行っている学校修復および衛生促進事業を開始してから、5カ月半が経ちました。衛生促進事業は、衛生環境を改善し、衛生習慣を向上してもらう事業です。
 
 さて、このような中、直接事業地を訪れることがかなわない私(1)に、バグダッドにいるスタッフから嬉しい知らせが届きました!
 嬉しい知らせとは、修復した学校に通う生徒のお父さんからのメッセージです。皆さんにもご紹介しますね。

 「この地域に住むどの家庭でも、
 学校が修復された話で持ち切りです。

 壊れたままのトイレや電気が
 6年以上も放置されたままだったんですよ。

 息子は新しくなった学校に通うのが
 嬉しくてたまらない様子です。

 おかげで学習意欲がわいて
 成績もよくなってきたし。

 修復してくれた人たちに
 心から感謝しています!」
 
  
 
(1)イラクでは治安の都合上、日本人スタッフは隣国アンマンに駐在し、遠隔管理を行っています。

4月 28, 2010 学校建設・修復 |

2010年4月15日 (木)

コフィーヤってなんだろう?

アラブの男性をイメージして下さい。

どんな格好をしていますか?

頭に何か巻いている絵が浮かんできませんか?

 

100415_img_1410_2 100415_img_1411 100415_img_1409_3 
 これは、コフィーヤという布です。日除けや防寒として頭や首に巻きます。写真のように、巻き方にも様々あるようです。 

 

100415_img_1408_3  では、赤いコフィーヤを黒い何かで留めているのがおわかりになりますか?

100415_img_1412_2  ゴムバンドの様なものを2つしているのかと思っていたのですが、実際は違いました。実は伸びも縮みもしない一本の縄の様なものでした。

 

100415_2   それから色の違いはその人の出身を表すことが多いようです。
赤×白はヨルダン、黒×白はパレスチナ、細く白い線が入った黒地はイラク(特にシーア派)だそうです。

 

 ここアンマンでは、車内のデコレーションとしてコフィーヤを使っているのもよく目にします。

4月 15, 2010 文化、生活、習慣 |

2010年4月 1日 (木)

イラクでの緊急支援とは

 今日はバグダッド事務所長から、彼の仕事についてご紹介します。

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 未だ緊急支援の段階にあるイラクでは、毎日決まりきった日課はありません。
 
 朝は、「悪いニュースがありませんように。」と願いつつ、スタッフに電話をかけることから始まります。治安問題もさることながら、行政、業者さんとの間でも、予期せぬ小さな問題が発生します。何もなければ、修復作業や資材購入、スタッフ指導など、業務を始めます。

 現在、JENの活動をより効果的に行うために、GISシステム導入を進めています。GISシステムとは、地図上に色々な情報、例えば支援の分布状況、人口密度、治安情報などを取り込んだものです。

 千里の道も一歩から。

今はまだ知識不足なところもありますが、頑張っていきたいです。

(バグダット事務所長)

備考;日本政府は、イラクは緊急人道支援段階から復興支援段階の途上とみなしています

4月 1, 2010 事務所、スタッフ |