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2009年8月27日 (木)

ヨルダンで長期滞在するためには

 アンマンに長期滞在するためには、滞在許可証があると大変便利です。しかし、この滞在許可証を発行してもらうためには、まず所属団体をヨルダン工業貿易省に、事務所をアンマン市役所に登録し、HIV/AIDS感染の有無の血液検査を受検する必要があります。

 その後、ヨルダン内務省にて外国人登録のための書類を提出し、労働省にて労働許可証を取得の上、警察署の面談、という6段階もの手続きを経てようやく滞在許可証の発行へとたどり着きます。

 ヨルダンは、隣国エジプトやスリランカ、フィリピンなどから多数の労働者を受け入れており、その法務手続きを行う代行業者が発達しています。1人の申請者が20枚ほどのパスポートを持参することも珍しくはありません。そんな中、個人の申請者は、窓口に殺到する他の申請者の波をかき分け、茶飲み話に花を咲かせる省員たちを説得し、手続きを迅速に進めてくれるよう、ひたすらお願いします。

 このプロセスは、日本人もイラク人も同じです。イラク人の場合は、口座残高の証明や、過激派とのつながりがあるかどうか(!)までも面談されるなど、さらに多くの過程があるといわれています。

8月 27, 2009 文化、生活、習慣 |