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2009年7月30日 (木)

「タウジーヒ(運命のセンター試験成績発表!)」

  7月29日は、アンマンが一年で一番賑やかな夜となりました。10代の男の子たちがクラクションを派手に鳴らしたり、窓から身を乗り出したり、奇声を上げたりしながら車を乗り回していました。

  この日はタウジーヒの結果発表の日。「タウジーヒ」とは、日本で言うセンター試験で、毎年ヨルダンでは10万人以上の学生が受験するそうです。日本の人口はヨルダンの20倍、でもセンター試験の受験者は50万人。そう考えると、ヨルダンでは、日本以上に学歴主義の意識が強いようです。しかも、二次試験のようなセカンドチャンスは与えられません(!)

  学生に人気の職業は、医者、弁護士、外資系企業など。したがって、医学部、薬学部、法学部、外国語学部、ビジネス系学部の倍率は相当高いのだそうです。ちなみに、公務員試験というものが存在しない(縁故採用のみ)ヨルダンでは、公務員は大学卒業者に人気の職業ではないようです。

  結果発表は夜10時にウェブ上で行われます。ヨルダン生活の長い友人に聞くと、インターネットがまだダイヤルアップだった頃は、電話やインターネットがこの日だけは全くつながらなかったとか。携帯電話にも支障が出たというから、その熱狂ぶりが想像できます。

7月 30, 2009 文化、生活、習慣 |