ヨルダン国王在位10周年
ヨルダン政府は、アブダラ国王の在位10周年を記念して、彼の誕生日である6月9日を臨時の国民の休日としました。
この日、アンマン市内にある国際スタジアムでは、政府主催の記念イベントが行われました。この式典に参加したJENスタッフによると、イベントには国王のご家族、王妃と2人のご子息が出席され、会場はすごい熱気と歓迎のムードに覆われていたそうです。
ヨルダンの王家は、国民から絶対の信頼と尊敬を得ています。特に、クウェート出身のパレスチナ人であるラニア王妃の人気は、アブダラ国王の大きな支えとなっていると言われています。
ラニア王妃は、人権や女性の自立促進などに大きな関心を寄せていらっしゃる方で、ご自身でもパレスチナ難民女性の経済的自立をめざすNGOや、ヨルダン国内の女性企業家をマイクロファイナンスによって支援する事業などを立ち上げられました。また、頻繁に国内外の様々な支援団体などを訪問し、特に若者への人権教育などの必要性を訴えていらっしゃいます。
9日のアンマンでは、花火がたくさん打ち上げられ、また、ヨルダン国旗を振りながら車が走りまわり、大変賑やかな夜となりました。