ラマダンを知る その2 「喜捨」
イスラム教徒の義務「五行」のうち、今回は「喜捨(きしゃ)」についてのお話です。喜捨というと難しく聞こえますが、要するに寄付のことです。
「ザカート」と「サダカ」の2種類があり、現代においてはザカートを「制度喜捨」、サダカを「自由喜捨」として区別しています。
「ザカート」は、イスラム教徒に課せられた財産税で、貧者の救済活動資金として税金のような形で政府に納める寄付金のことです。毎年政府により税率が決定され、今年は一人1.5JD(約212円)と制定されました。
一方、「サダカ」は任意の寄付金で、近所の人が声を掛け合って金銭を集めて回り、裕福でない家族に直接渡す、などの行動のことです。政府による福祉と違い、常に顔を合わせているような間柄同士での互助システムとも言えるでしょう。
イスラム教には、このような互助システムが多く存在しています。そのひとつのが「神のテーブル」と呼ばれる、貧しい人々のためにイフタールを振る舞うテーブルです。モスクやレストラン、ホテルなどの外にテーブルといすが並び、日没が近づくと、人々が集まって来て座ります。これは誰でも自由に座っていいテーブルで、料金などはかかりません。レストランの中と同じクオリティの食べ物を出さなくてはならないために、貧しい人々にとっては、ごちそうを食べられる機会でもあります。
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