コレラの蔓延
イラク国内では、今年8月以降、水を媒体とする感染症コレラの発症例が続々と伝えられています。
発症すると猛烈な下痢と嘔吐を繰り返し、子どもや老人が感染すると死に到ることもある深刻な感染症です。
コレラは不衛生な環境で特に蔓延しやすいといわれています。つまり、衛生に気をつけていれば感染も防ぐことができるのです。
実際に、国連によると、バグダット東部では、水道水を使えない人々が多く川の水などを頼らざるを得ないため、下痢の症状を訴える人が市内他の地域の3倍以上と伝えられています。
また、コレラの症例数も増加しています。2005年に大規模な蔓延が伝えられてからも、資金不足からなかなか衛生状況が一変せず、毎年変わらず夏季から秋季にかけての蔓延を繰り返しています。
バグダッド市内でも学校4500校のうち、水道にアクセスのある学校は半数ほどに限られているそうです。
ジェンがバグダッドで継続している小中学校の給水施設は、子どもたちが安心して飲める水にアクセスし、清潔な環境の下で学習することを目指しています。
これまでに修復した学校では、一件もコレラの症例は報告されていません。
これからも、1人でも多くの子どもたちをコレラやその他の水を媒体とした感染症の恐怖から守るため、ジェンはこの活動に引き続き取り組んでまいります。
(写真上:校舎横に設置された給水タンク:子どもたちの1週間分の水を確保できる。
写真下:修復後の生徒用手洗い場:衛生ワークショップを通じて生徒の利用を促す)
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