水不足解消に役立ちたい
ヨルダンは、近隣諸国に比べ気温が低く、水源が豊かです。しかしながら、今年も水不足が不安になる季節がやってきました。ダムのないヨルダンでは、毎年夏季にはほぼ間違いなく水不足に陥ります。そのためこの国では、なんと、ホースを使った洗車を禁止する法律があります。
そんなアンマンに比べて、イラクでは日中の気温が10~15度ほど高く、夏季には摂氏50度を超える日もあります。バグダッド市内の貧困地区サドル・シティでは断水も多く、また公共の給水施設が整備されていないとも伝えられています。暑さが厳しくなるにつれ、住民たちの安全な水へのアクセスに対するニーズは大きくなるばかりです。
JENが行う学校修復では、水周り設備を重点に置いています。学校という公共性の高い施設は、それ自体がコミュニティーの給水設備となる可能性があります。また現在ジャパン・プラットフォーム、そして支援者の皆様からご支援いただいている学校修復事業に、サドル・シティの小中学校を含むこととなりました。現在修復の進んでいる学校が、コミュニティーにも役立つことを願っています。