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2008年1月10日 (木)

ブーゲンビリア

1220水不足に頭を痛めるヨルダンでは、人びとは雨が降ると嬉しそうにしています。

幾日か雨が降ったり止んだりが続いた後、ふとアンマン郊外の赤茶けた土地を見ると、小さな緑が芽吹いているのを目にすることができ、幸せな気分になります。春以外は本格的な緑を楽しむことが難しいヨルダンですが、ブーゲンビリアは諸所で見ることができます。

以前夢中になったテレビドラマに出てきた、岸壁一面に咲いている場面が忘れられず、私にとっては特別な花です。

その特別な花が、ヨルダンでは「狂い花」と呼ばれることに驚きました。友人に尋ねたところ、つるが方々に伸びて行く様が狂ったように見えるからではないかとの分析。確かに、事務所で育てているブーゲンビリアのつるは、広がり放題、薄ピンクの木から突如としてオレンジ色の苞が現れた時には、その呼び名に納得してしまいました。

しかし、現地スタッフがイラクでの呼称を教えてくれた時にはショックとしかいいようがありませんでした-その名も「地獄花」。名まえのイメージの悪さとは対照的に、両国民に愛されている花のようですが。

1月 10, 2008 |