建設会社の遊び心!?
現在のバグダッドの治安状況では、国際スタッフが事業地を訪れることはできません。修復作業の進捗具合は、バグダッド事務所から送られてくる写真で確認しています。
先週の写真の中には、美しく楽しく描かれた動物の絵を見つけました。これまでも、小さい花柄や標語が描かれた学校はありましたが、本格的な絵柄は初めてです。
JENが作成する仕様書には、塗装については当然記載されていますが、絵は含まれていません。絵のためのペンキ代も人件費も建設会社の負担になります。JENの修復工事を担当する建設会社は、公正な入札を経て決定されています。
写真の2校を担当している建設会社は、JENの事業に携わった経験があり、仕事内容については良好な評価を得ています。今回、自己負担で追加作業を施したのは、業者間での競争があるなかで、修復の質の高さについてさらにアピールをしたかったのかもしれません。または、苦境の下に置かれている子どもたちへの、ささやかな贈り物かもしれません。
いずれにしても、楽しい絵柄が子どもたちや先生方の目を楽しませていることは、喜ばしい知らせだと思っています。