インド数字
アンマン事務所に赴任したファイナンスオフィサーが仕事を進めるため、まず覚えなければならないものは何でしょう。
答えは、写真の時計に使われている、アラビア語で「インド数字」と呼ばれる数字です。
算用数字(アラビア数字)も使われてはいるものの、アラブの人びとの日常生活ではインド数字の方がより馴染み深いもののようです。
レジスターから出てくる印刷されたレシートには算用数字が書かれているのですが、小さな商店などで領収書を発行してもらうとほとんどが手書きのインド数字です。
算用数字とほとんど同じ1や9、反対にまったく姿の異なる4や8は問題ないのですが、集中していないと、インド数字の5は算用数字の0に、6は7に見えてきてしまいます。
また、インド数字の0は小さな点でしかないので見過ごしてしまう恐れがありますし、2には別の書き方もあり、慣れるまではレシートの処理に苦労します。