夏至を迎えたヨルダンで、初物が登場!
短い春が終わり、あっという間に夏に突入したヨルダンでは、道端にスイカ屋が見られるようになりました。テントの中に細長いスイカが山積みにされていて、ドライバーは運転の手を一時休めてスイカの吟味にかかります。日本人と同じく、コンコンと叩きながら選ぶ人もいるようですが、一切れ切ってもらったスイカの色や味を見て気に入ったら買うこともできます。
アンマンから空港や北部へ向かう幹線道路では、いつでもその季節の野菜や果物を売る小さなスタンドが方々に設けられています。アーモンドの実、ざくろ、イチジク、レタスなど、どのスタンドも同じ産物を扱っているので競争が激しそうですが、ドライバーの側からすると、何が旬であるのかが一目でわかるので楽しめます。冬には乾燥イチジクのスタンドが並んでいました。
イラクでも、2003年の戦争以前はヨルダンと同様に多くのスタンドが道沿いに立ち、市民は安くて新鮮な野菜や果物を購入することができたそうです。治安が悪化してからは、道路周辺は自動車爆弾テロが起こるため危険な場所となり、スタンドは姿を消してしまいました。