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2007年6月28日 (木)

夏至を迎えたヨルダンで、初物が登場!

628  短い春が終わり、あっという間に夏に突入したヨルダンでは、道端にスイカ屋が見られるようになりました。テントの中に細長いスイカが山積みにされていて、ドライバーは運転の手を一時休めてスイカの吟味にかかります。日本人と同じく、コンコンと叩きながら選ぶ人もいるようですが、一切れ切ってもらったスイカの色や味を見て気に入ったら買うこともできます。

 アンマンから空港や北部へ向かう幹線道路では、いつでもその季節の野菜や果物を売る小さなスタンドが方々に設けられています。アーモンドの実、ざくろ、イチジク、レタスなど、どのスタンドも同じ産物を扱っているので競争が激しそうですが、ドライバーの側からすると、何が旬であるのかが一目でわかるので楽しめます。冬には乾燥イチジクのスタンドが並んでいました。

 イラクでも、2003年の戦争以前はヨルダンと同様に多くのスタンドが道沿いに立ち、市民は安くて新鮮な野菜や果物を購入することができたそうです。治安が悪化してからは、道路周辺は自動車爆弾テロが起こるため危険な場所となり、スタンドは姿を消してしまいました。

6月 28, 2007 文化、生活、習慣 |

2007年6月 7日 (木)

給水システム

67 イラクでは、チグリス・ユーフラテス川から基本的には十分な水を得ることが可能ですが、給水システムが経済制裁による資金難で維持管理ができずに放置されたこと、戦争中に爆撃などによって壊されたことにより、水を得ることが非常に難しくなっています。

JENは、学校修復のなかでも特に水道施設の整備に力を注いでいます。JENの修復している小・中学校では、水道施設がまったく使用できない状況にあったところも少なくありません。そのような学校では、近隣からホースで水を引いてくるしかありませんでした。手洗い場の蛇口がすべてなくなってしまっていた学校もあり、トイレはどこの学校でも入るのを躊躇してしまうような汚さが修復前の写真から見て取れます。

JENは、下水管を取替えるなど排水設備を修復するとともに、断水になっても子どもたちや教職員が水を得られなくて困らないよう水タンクを複数設置するなど上水設備を整えていきます。

6月 7, 2007 水衛生環境改善 |