« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月19日 (木)

ともに事業を支える現地スタッフ

419  ヨルダン人スタッフ、バドワンがJENアンマン事務所で勤務し始めてから3年が過ぎました。JENのスタッフとなる前は高級ホテルでコンシェルジュをしていたことから、気配りと人づきあいに長けており、常に力になってくれます。また、情にもろく、過去にアンマン事務所でともに働いていた国際スタッフの思い出話をすると涙目になったりする一面もあります。

 料理が趣味の妻と6人の子どもに恵まれ、プライベートも充実していますが、いつか故郷のパレスチナの地に戻りたいという願いを叶えるには道のりが遠く、パレスチナの話をする時は表情が寂しそうです。

 JENの一員として、弱い立場に置かれた人びとを支援する事業の一端を担っていることを嬉しく思うと語るバドワン。小さな所帯のアンマン事務所ですが、彼ら現地スタッフとの協力のもと、イラクの教育環境向上に貢献できるよう努めていきたいと考えています。

4月 19, 2007 事務所、スタッフ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月12日 (木)

アウトドアライフ

412  春になり、週末の晴れた日には家族総出でピクニックを楽しむ姿がヨルダン各地で見られるようになりました。ヨルダンの乾いた茶色の大地も、1、2カ月と限られた短い春の間だけですが、生き生きとした若草と小さな可愛らしい花で溢れ、人びとに幸せな気分をもたらしてくれるのです。

 ヨルダンに住んで興味深く思うのは、自然に恵まれた郊外の丘のみならず、交通の激しい幹線道路の脇であっても、少しでも緑がある場所ではピクニックの光景が繰り広げられていることです。

 イラク戦争以前は、イラクの人びともピクニックに出かけていたそうです。バグダッド郊外に向かえば野原が広がり、家族や親戚、友人が集まってのんびりと週末を過していました。

 掃討作戦が展開されているバグダッドでは、動物園や遊園地に客が戻ってきたとの報道もなされています。しかし、多くの市民は治安状況に著しい進展を感じることができず、外出を控えたままです。

 緑の中でヨルダンの子どもたちの笑顔を目にすると、イラクの子どもたちが太陽の下で自由に駆け回ることができる日を夢に見ます。

4月 12, 2007 文化、生活、習慣 |