校長先生の夢
イラクでは9月下旬に長い夏休みが終わり、新学期が始まったところです。
バグダッドのある小学校で、全日本教職員組合様からのご支援により、教室を2部屋増築する事業を実施。6月には真新しい教室に学習机を運び入れました。
イラクでは長年にわたる経済制裁や戦争による影響で使用可能な教室数が著しく不足し、定員を大幅に超過して児童を受け容れている学校も数多くあります。このような中、修復に加えて教室の増築に対する高いニーズが見られるのです。
この小学校の校長先生は非常に教育熱心で、教育環境の改善、児童の学力向上のために教室の増築を強く希望されました。新しく加わった2つの教室は新学期よりさっそく使用されています。
治安の悪化によるストレスを抱えつつも、児童は混雑が緩和された清潔な教室で快適に授業に参加することができるようになりました。