« セキュリティ研修 | トップページ | 爆発音の正体 »

2006年6月22日 (木)

死と隣り合わせの日々

1_26 バグダッドで交わされるのはテロの話ばかり。

いつでもどこでも、家の中にいてさえも死が隣にあるのです。家族の安全が常に気がかりで、家族が外出して帰りが数分遅れただけで心配になり、無事を確認するために携帯電話に連絡してしまいます。

大人だけでなく、子どもたちの多くも携帯電話を持っており、何かあったらすぐに家族と連絡が取れるようにしています。

徒歩通学の子どもたちもいますが、家族が車で送り迎えをしたり、乗合タクシーを1ヶ月で契約している人たちもいます。学期中、毎日開校はしているものの、毎朝親がニュースなどから得られる治安情報をもとに、子どもたちを学校へ行かせるかどうかを判断します。このことは先生も理解しています。

人の多く集まる市場は、爆弾テロのターゲットになっているので、多くの人は、市内の大きな中央市場にはできる限り近寄らず、近所の小さな雑貨屋で買いものを済ませるようにしています。

危険と隣合せのの毎日ですが、人々は買い物にでかけ、子どもたちは通学し・・・、そこには人々の暮らしがあるのです。

★募金のご協力のお願い
郵振振替⇒こちら
銀行、ジャパンネットバンクからのご寄付は⇒こちら 
クレジットカードでのご寄付は⇒こちら

アサヒコム「国際支援の現場から」好評連載中!

6月 22, 2006 政治、経済、治安 |