イラクにおけるJENの活動について
JENは2003年8月からユニセフと協働し、学校を修復しながら、地域の復興に努めてまいりました。現在は、ジャパン・プラットフォームの協力により、バグダッド市内で10校の小学校修復事業を実施しており、活動はバグダッド事務所長(フランス国籍)と15名の現地スタッフによって進められております。これらの国際スタッフ及び現地スタッフは全員無事です。昨今のイラク国内の治安悪化の中、治安に関する情報収集は毎日行っており、十分に安全に配慮したうえで活動を継続しております。修復事業は順調に進んでおり、5月末には完了を予定しております。
活動地であるバグダッド及びイラク国内には、JENの邦人スタッフはおりません。これは外務省による退避勧告を受けるものであり、今後も治安がある程度回復しない限り、邦人スタッフが現地入りする予定はございません。今後もユニセフとの協力によってさらにバグダッド市内での学校修復事業を実施する予定でおりますが、治安状況によっては国際スタッフの退避と事業の一時停止も視野に入れて活動を継続いたします。