調査活動を終え帰国
5月11日に調査団3名のうちの1名が帰国、現地バグダッドに残り調査活動を続けていた2名(事務局長・木山啓子、カブール事務所・椎名規之)も、18日に木山が日本に帰国、椎名はカブールへ無事に戻りました。
現在JENでは、今回の調査を踏まえ、子どもたちのための支援として、略奪や爆撃によって破壊された学校の応急修復を視野に入れ、今後の支援のための準備を行っています。
帰国した木山からの報告では、1年間が9月から始まって翌年の5月で終わるイラクの学校では、夏がとても暑いので、6月から8月が長い夏休みになるとのこと。ところが、今年は戦争のために1ヵ月半近く授業ができなかったため、学期を延長して6月まで授業が行われることになったそうです。最後には期末テストが実施されるのですが、この期末試験を受けないと、子どもたちは進級ができないので、この1ヶ月半のために留年したくないと、危険でさえある劣悪な環境の学校で、子どもたちは頑張っているとのことです。
まだ治安が悪く、学校に行くことができない子どももたくさんおり、そんな中でも学校へ通って来ている子どもたちに話を聞くと、先生やお医者さんになりたい!と将来の夢を語ってくれる子が多いのがとても印象的だったそうです。
このような子どもたちの将来のために、JENは破壊された学校の修復を行うことで、安全な環境で子どもたちが勉強できるように支援をしていく予定です。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント