2018年4月12日 (木)

131,621人の笑顔

 JENは2003年より、首都バグダッドを拠点に支援活動を開始しました。同年には教育支援を開始、2009年以降、北はキルクークから東はアンバールまで支援対象地域を拡大し、これまでに6県251校で学校の整備を行いました。

 イラク戦争以降、不安定な社会情勢が続く中、人びとはテロや戦闘に怯える不安な毎日を送ってきました。社会的に特に弱い立場に置かれるのは、子どもたちです。そこでJENは、子どもたちが安心できる場所を確保するために、破壊された学校を修復し再び学校へ通う習慣を取り戻す活動を行ってきました。これまでに、251校、131,621人の子どもたちが再び学校へ通うことができるようになっただけではなく、教師とイラク教育省のキャパシティビルディングに寄与することができました。子ども達の親もまた、家庭の中に、衛生的で安心した暮らしを取り戻すことができました。2018年3月、JENは、15年間続けることができたこのプロジェクトを終了しました。皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございました。

 2014年以降、JENは北部のクルド人自治区にも拠点を設置しました。ここでは、武装勢力から逃れた人びとを対象に給水、給水設備の修復、学校修復、物資配布、そして、避難民キャンプの運営などの緊急支援活動を行っています。今後は、ドホークを拠点に、最も被害が大きかった北部のニネワ県で、武装勢力から開放された地域へ帰還する人たちへの支援を続ける予定です。

 イラクには、現在も紛争から立ち直ることが困難な方がたくさんいます。皆様からのご支援、引き続きよろしくお願いいたします。


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4月 12, 2018 学校建設・修復, 衛生教育 |

2018年3月22日 (木)

灯油の配布

 イラク北部では昨年末から、たくさんの国内避難民がニネワ県各地の故郷に帰還しました。武装勢力の占領下から開放された人びとは、再び元の生活を取り戻そうと一生懸命です。

 JENはそんな方たちの一助になれるよう、ニネワ県北西部の地域で、人びとと学校に向けて灯油の配布を行いました。

【灯油の配布所の受付】
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【持ってきたタンクに灯油を入れる地域の人びと】
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【灯油運搬車】
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【受領のサインをする校長先生】
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【JENの配布チーム】
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3月 22, 2018 帰還民支援, 支援物資配布 |

2018年3月15日 (木)

イラク教育省より感謝状

 2018年の3月、JENはイラクで長年行っている学校修復と衛生教育に関してイラク中央政府教育省より感謝状を拝受いたしました。

 JENは2004年からイラクにて学校の修復を行っています。これまで約250校の修復を行い、イラクの子どもたちが教育を受けられるよう尽力してきました。また、修復する学校の選定や修復後の管理に関して常に教育省と共に歩み、強い協力関係にあります。

3月 15, 2018 学校建設・修復, 衛生教育 |

2018年3月 1日 (木)

イラク東部で地震

2月11日、イラク東部とイラン西部にまたがり地震が発生しました。この地域での昨年11月にマグニチュード7.2を計測し大きな被害をもたらした地震に続いての出来事です。イラクではキルクーク県とスレイマニア県の人びとが揺れを体感した模様です。

今回はマグニチュード5.5を計測したものの、幸いなことに大きな被害はありませんでした。元来イラクは地震が頻発する地域ではなかったため、現地の人びとは驚いていますが、被害が出なかったことにホッとしています。

JEN職員 
アブドゥッラー ハッサン

3月 1, 2018 政治、経済、治安 |

2018年2月 8日 (木)

西モスルの緊急給水

 イラク中部のモスル市は、2017年7月に武装勢力から開放されました。

 モスルは元々200万人の人口を有しており、イラクで2番目に大きい都市です。開放に伴い、今まで避難していた人々が帰還を始め、西モスルでは2017年8月時点で400,000人だった人口が11月時点で倍の800,000人となっています。

 帰還された方は元の住居が破壊されており、水・電気の不足を始め、学校や病院といった公共サービスに加え、電気や交通網と行ったインフラ、治安の改善や経済活動の再構築も必要です。

 そのため、帰還は進んでいるとはいえ、現在も避難民キャンプに暮らしている方は多数おり、また、住居の破壊等の理由により700世帯近くが西モスルからキャンプへ戻った事例も報告されています。

 モスル市の水道は戦闘により破壊されており、水の購入が帰還民を経済的に圧迫していました。
 このような状況に対して、JENは10月から3ヶ月半の間、トラックによる緊急給水を行い、ピーク時には800,000人の人口のうち114,000人に水を提供しました。
 モスル市の水道局も水道網の復旧に尽力し、水へのアクセスは徐々に回復してきています。JENが行った給水は帰還先の生活を立て直すまでの支援となっています。

【給水車による巡回給水の様子】
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【破壊されたモスルの橋 (写真提供:Ahmed Al-Hayali)】
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【破壊されたモスルの橋 と町並み(写真提供:Ahmed Al-Hayali)】
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2月 8, 2018 帰還民支援 |

2018年1月25日 (木)

学校と井戸の修復が進んでいます

 JENは2014年後半、シリアとの国境に近いシンジャール山で支援活動を始めました。

 ここには山の南側に位置するシンジャール市から多数の国内避難民が逃れてきているため、その方々を対象に水と生活物資を提供していました。

 同市が2015年に武装勢力から解放された直後、シンジャール市にはわずかの人しか残っていませんでしたが現在は多くの人が帰還しています。

 JENは現在給水設備の修復と、帰還した子どもたちが安心して学業を再開できるよう市内の学校を修復しています。


 学校修復の様子(シンジャール市)。
建物のペイント、窓とドアの修復をしています。↓

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 サヌニの井戸。井戸設備、中間貯水タンクの修復を行っています。写真はオペレーション室の屋根修復。

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 シンジャールの井戸。貯水タンクの修復中。

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 井戸の基礎部分、貯水タンクの修復を行っています。

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1月 25, 2018 学校建設・修復 |

2017年12月21日 (木)

キルクークの学校で衛生促進活動

 JENは今期、イラクのキルクーク県で3つの学校修復を行っています。その中の1校で今月の初旬、生徒が健康的な生活を送れるよう衛生促進活動を行いました。

 JENの職員と教育省が協同で研修を行い、生徒への啓発と、今後児童の指導を行うこととなる教員の両方を対象としました。

【教員へ行っている研修の様子】
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 研修は歯磨きと手洗いをトピックとし、児童と大いに盛り上がりました。研修後には、参加された教員に修了証を渡しました。今後は彼らが子どもたちの健康のため、衛生環境の指導をしてくれます。
 
【生徒へ手洗いと歯磨きの指導】
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12月 21, 2017 衛生教育 |

2017年12月 7日 (木)

11月12日に発生したイラク地震について

 現地時間2017年11月12日午後9時にイラクで地震が起きました。震源地はイラク北部とイランの国境に位置するスライマニヤ県のハラブジャ地区、揺れは3分ほど続き、マグニチュードは7.2とされています。

 揺れは、クルド人自治区の東部、バグダッド県及び、クウェートやハラブジャ地区付近のイランの県で観測されました。

 この地震はイラク北部に甚大な被害をもたらしました。デルバンダカンダムに隣接する山の一部が崩れ、翌日の発表ではスライマニヤ県では7人が死亡、約350人が負傷しました。また、イランでは約400人が死亡、約6,000人が負傷しました(2017年11月13日現在、アラビア サテライトチャンネルより)。

 現場では国際機関、トルコの支援団体等が支援活動に入っております。JENも当地の一日も早い復興を願っています。

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12月 7, 2017 政治、経済、治安 |

2017年11月16日 (木)

今もなお

 不安定な情勢のイラクでは、家財道具を持って避難する人びとが今もいます。

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11月 16, 2017 |

2017年11月15日 (水)

【速報・続報】 イラクとイランの国境付近で発生した地震について

 昨夜、JENの現地職員全員(ドホーク事務所、バグダッド事務所)の無事を確認いたしました。安否を気遣うご連絡をくださった方へ、ご心配をおかけしました。

 緊急支援の必要性に関して、引き続き内部で情報収集を行っています。出動の可否に関しては、こちらの公式ウエブサイトで、不定期に発信いたします。

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▼JENのイラクでの活動について、くわしくはこちらから

▼JENの最近の自然災害への緊急支援について、くわしくはこちらをご覧ください。

2017年5月:スリランカ洪水
2016年4月:熊本地震
2015年11月:アフガニスタン・パキスタン地震
2015年4月:ネパール地震

11月 15, 2017 政治、経済、治安, 緊急支援 |