2007年7月19日 (木)

安全な水を届けたい、その4

Websmall_1  2006年8月から約1年。パルワン州で実施してきた水供給事業が完了しました。
ひとつとして予定通りに進まないことが多いフィールドで、地元の人たちと施設完成の喜びを分かち合えることが一番の喜びです。

JENカブール事務所長のブログ『雲外蒼天』で、この水事業を振り返る記事を掲載しています

JEN事務所長のブログを読む

また、アサヒコムの連載『国際支援の現場から』でも、水事業の報告を掲載中。
ブログよりも写真がたくさん紹介されているので、是非ご覧ください! 

JEN連載 アサヒコム『国際支援の現場から』 JENアフガニスタン「いのちをつなぐ水」

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7月 19, 2007 パルワン州「住宅、水、教育」総合支援事業, 事務所・スタッフ, 水事業 |

2007年4月26日 (木)

安全な水を届けたい、その3

Photo_66  飲料水供給事業の一つの目的は、衛生的な水を供給することによって様々な疾病を予防することにあります。しかしながら、衛生や健康に関する情報が格段に不足している村落部では、水がきれいになっただけですぐに疾病が予防できるとは限りません。そこでJENは、水供給システムを建設している3つの村で、女性を対象とした衛生教育のワークショップを開催しました。

 アフガニスタンの村は、基本的に親類縁者の集合で成り立っていることが多いので、殆どの場合部外者を受け入れませんし、特に村の女性が外部の男性と席を同じくすることは考えられません。そこで、プログラム実施前には、各村の長老たちを集め、衛生教育の目的や内容を十分に説明した上で了解をもらうと共に、経験が豊富な女性スタッフを新たに採用して各村に派遣しました。1_53

 全ての女性スタッフが家庭を持っているため、プログラムの内容も、より女性たちに届くようなものとするために、自分の仕事や生活での経験を生かし、何度も議論や修正を行いながら作り上げていきました。

 最終的には、3月末の時点で全33回のワークショップを行い、合計990名以上の女性に衛生教育を行いました。新たに建設される飲料水供給システムと共に、事業対象の村に住む人々の病気の軽減や健康増進に役立つことを願っています。

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4月 26, 2007 水事業 |

2007年4月12日 (木)

安全な水を届けたい、その2

飲料水供給事業では、昔ながらの設備や地形を利用したシステムを建設しています。

 例えば、パルワン州の州都であるチャリカ市には、20年以上も前から細々と使われているものの、長年の戦争等の影響で十分な維持管理が行われなかったカレーズ(地下水路)があります。JENはカレーズに堆積した大量の土砂を除去し崩れた部分を修復、そして市営の水道システムに接続する工事を行っています。

 また2つの村では、村の高台に湧き出ている泉の水を水源に、土地の特性を用いて水を供給するシステムを建設しています。水源の近くに貯水槽を建設し、そこから水道管を敷設、村の中に複数の共同水栓を建設し、水を届けるのです。

 この事業では、様々な工夫を凝らしながら工事を行っています。例えば、事業完成後にオーナーシップを持って維持管理してもらうために、完成後の水道を利用する村人に一部の工事を無償で提供してもらっています。また配管工事の際に村人の中から代表者を集め、専門の配管工から配管の方法を学んでもらっています。

 次回は、飲料水供給事業とあわせて行った衛生教育についてご紹介したいと思います。

4月 12, 2007 水事業 |

2007年4月 5日 (木)

安全な水を届けたい

Photo_57 皆さんこんにちは。ジェンアフガニスタン事務所長の柴田哲子です。

 アフガニスタンにもようやく春がやってきました。パルワン州でも、桜の花や鮮やかな色の花が咲き始めています。雪を頂いた急峻な山並みを背景に、芽生え始めた緑と花々を見ることは、長く厳しい冬の後では格別なものです。

 JENは、現在パルワン州の4つの地域で飲料水を供給するシステムを作っています。パルワン州では、殆どの家庭に水道が設置されていないため、多くの人びとが排水で汚染された川や遠く離れた井戸に飲料水を頼っています。また、水を汲む作業は、多くの場合子供たちの仕事になっています。Photo_58

 しばしば、自分の体と同じくらいの大きさのポリタンクを、ロバの背に乗せたり、一輪車に積んだり、時には手に持って、休み休み運んでいる子供たちを目にします。そしてそれらの仕事は、一日に何度も繰り返されます。

このような状況を改善し、衛生的な水を供給することによって様々な疾病を予防するために、この事業を開始しました。

次回は、飲料水供給事業の内容を詳しくお伝えしたいと思います。

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4月 5, 2007 文化、生活、習慣, 水事業 |

2007年3月29日 (木)

新しい支援のかたち

アフガニスタンで暮らし、そこに生きる人びとの現実の見つめながら思うこと。

支援活動を通じて、人びとに価値や意識を生み出すのが私たちNGOの役割だとすれば、これまでの救済を主眼とした支援活動の役割は縮小の傾向にあります。

これからは、人びとが寄り添って生きるうえで不可欠な“互いの信頼”や、生きることそのものに対する不安を解決する“自らの力への信頼”など、コミュニティビルディングをとおした自助自立の支援が必要となるのではないでしょうか。

長年にわたり争いの繰り返されてきたアフガニスタンで、人びとが支え合い、信じて生きてゆける新しい世界を、一日も早く感じることが出来るよう、これからも活動を続けます。

3月 29, 2007 女性自立支援, 文化、生活、習慣, 水事業 |

2006年11月 9日 (木)

チャリカの未来へとつながる地下水路の復旧・清掃事業

 JENが活動を行っているパルワン州の州都チャリカは、人口が10万人と言われる中、飲用水が不足しています。10oct06_27_2

 長い夏は雨を頂くことがなく、冬になると地域を流れる水はすべて泥水と化してしまいます。そうした事情を憂慮していたおり、内戦などの影響で40年近く損壊されたままになっている地下水路の復旧・清掃事業が、外務省からの資金援助を元に、ようやく実現にこぎつけることとなりました。

 10月10日には、外務省の関係職員の皆様をお招きする形で、パルワン知事やチャリカ市長などと共に工事の着工を祝う式典を行いました。

Dsc00222  危険な作業が伴いますが、長大な地下水路を過去に造った地域の人びとの英知と経験を最大限に生かしながら事業の成功を目指すことになります。

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11月 9, 2006 パルワン州「住宅、水、教育」総合支援事業, 水事業, 道路・橋 修復、建設 |

2006年9月14日 (木)

神の水

1213_1   パルワン州は、カブールの近郊として今後の発展が最も期待される地域の一つですが、飲料水不足のため、地域の住民や避難先から帰還した人々の生活に大きな影響を与え続けております。JENでは、こうした地域の事情を緩和するために行政と協力しながら、飲料水の供給事業を開始することになりました。

 その中で、戦時中に破壊された旧水路の復旧や、湧水を利用した水道を設置しながら、少しでも多くの安全で清潔な水を確保を目指します。

 また、事業を開始するにあたり、村人の水利権は非常にデリケートな問題でした。神から与えられた水を独り占めすべきでないと考えた村では、今回の事業を人々の間に存在してやまない『持つ者』と『持たざる者』の壁を乗り越える機会として捉えてくれました。

Water2_1  人と人を繋ぐ神の水を頂き、将来への希望に繋がる事業にしていきたいと考えております。

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9月 14, 2006 水事業 |