2017年5月 2日 (火)

【緊急支援】帰還民の少年:「しっかり勉強してお母さんの夢をかなえたい」



アフガニスタン東部ナンガハル県チャパーハー地区でもJENはパキスタンから帰還した人びとに生活物資を配布しましたが、こうした人びとの中に14歳と9歳の息子をもつ女性がいました。私達は家族が物資を運ぶのを手伝いました。女性の名前はディル・ジャンさんと言います。

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【生活物資を受け取る手続きを行うディル・ジャンさん(2017年4月22日)】

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【生活物資を運ぶディル・ジャンさんの息子たちとJEN職員(2017年4月22日)】

ジャンさんは言います。「私たちはパキスタンでそれなりの暮らしをしていたのですが、去年の8月にアフガニスタンに戻りました。その3ヶ月後に夫が亡くなったのです。息子が3人います。長男は結婚して離れてしまったので、残り2人の子どもたちがいるのです。」

彼女はまた生活物資を受け取ったことで生活はよくなるという期待を述べました。そこへ彼女の14歳の息子が会話に入り、彼が通っている学校に校舎が必要だと言いました。

このような子どもが自身や人びとが必要なものをしっかりと捉えていることは興味深い驚きでした。そこで彼に話しかけると、名前をハデシュラと言い、6年生だと答えました。

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【JEN職員と話すハデシュラ君(2017年4月22日)】

彼は言います。「会話に割って入ってごめんなさい。でも、僕にも聞いてもらえるかなって思って。お母さんはいろんなものが必要だって言ったよね。お父さんがいないけど家族が6人もいて、お母さんが服を縫ってお金を稼ぐってどれだけ大変か分かる?」

「せっかく来てくれたのに失礼な態度でごめんなさい。でも、僕が通っている学校に校舎があったらいいなと思ったんです。できたら実験室やパソコン練習室もあったらいいのだけど。僕はしっかり勉強して高校に行って、大学に入りたいです。」

「本当に夢みたいだけど、医者になってみんなの役に立ってお金を稼ぎたいんだ。これはお母さんの希望です。」

ハデシュラの学校には校舎がなく、生徒は粗末なマットを壁の影に敷いて勉強しています。9時には日差しがとても強くなり、授業が続けられなくなります。

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【現地の学校の様子】

「これが僕らの日常です。もし、できることなら実験室やパソコン練習室はなくても、せめて校舎が欲しいです。」と彼は要望しました。

JENアフガニスタン
プロジェクトマネージャー
ハミードラ ハミッド

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5月 2, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2017年4月21日 (金)

【緊急支援】アフガニスタン、ナンガハル県の帰還民へ、支援物資を配布しています



パキスタンには、アフガニスタン難民が約200万人暮らしていると言われています。そのうちの約60万人が、昨年からアフガニスタンへ強制的に帰還せざるを得ない状態です。

その多くは、家財を売り払って現金を確保し、なんとか帰還しました。しかし、ほとんどの人は長くて30年以上、パキスタンで避難生活をおくっていたため、もはや、アフガニスタンには身寄りがない、定住できる場所や仕事がない、など、厳しい生活状況に置かれています。

JENは、そうした帰還民1,000世帯に対する生活物資配布などの緊急支援を、3月からナンガハル県にて行っています。支援物資は、例えば生活用水を貯蔵するタンクや衛生用品などです。現在、約600世帯への配布を完了しました。

配布は、まだまだ続きます。

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【帰還民の住まい(テント)】

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【帰還民のトイレ】

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【帰還した人びと】

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【物資を受け取った人びと】

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【障がいがある人も物資を受け取りましたが、職員が運ぶ手伝いをします】

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4月 21, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2017年3月16日 (木)

パルワン県に大きな被害をもたらした大雪



2017年2月4日に降った大雪は、パルワン県の多くの人びとに被害をもたらしました。そのため2月8日、アフガニスタン国家災害対策本部と県知事は緊急会議を開催し、それぞれの政府部局の担当者およびJENを含む国際支援組織が出席しました。国家災害対策本部の局長が議長を務め、以下のような被害の概要を出席者に報告しました。

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【国家災害対策本部局長および関係者たちとの会合】

今回の大雪に関して、県内各地区から次のような被害状況の第一報が入りました。死者16名(スルヒ・パルサ地区のプリ・サンギ村で14名、シア・ギルド地区で2名)、けが人13名、家屋の損壊400棟(全壊および半壊)、そして県内の様々な地区で家畜347匹が犠牲となりました。

次いで議長は、これらの情報は口頭で伝えられたものなので、国際支援組織と県の担当者に正確な調査を要請しました。国際移住機関(IOM)と国連食糧計画(WFP)は被災家族に非食料物資と食料を提供することに合意し、NGOであるDanish Refugee Council (DRC)と国家災害対策本部は、負傷者や犠牲者がいる家族に現金を支給すると表明しました。

JENは、調査チームがチャリカ、バグラム、サイド・ヒル、ジャブル・サラジ、サランの5地区での調査を行うのに、スタッフ1名と車両1台を提供することに合意しました。そしてIOMがパルワン県の9地区で調査の指揮をとる一方、NGOと国家災害対策本部などの政府機関を含む5チームが2月9日から13日まで調査を実施することが最終的に決まりました。

JENのスタッフが入ったチームの調査では、チャリカ、ジャブル・サラジ、バグラム、サイド・ヒルで合計10棟の家が全壊し、34棟が一部損壊したことが分かりました。

治安上の問題から、JENをはじめとするNGOはスルヒ・パルサ地区とシア・ギルド地区での調査はできませんでした。そのため国家災害対策本部と赤十字国際委員会がNGOに代わって実施しました。一方、サラン地区の調査は雪で道路が封鎖されたため延期になりました。

調査の間、JENは被災したアフマッド・ワリさんにインタビューしました。ワリさんの家には部屋が2つと台所がありましたが、1部屋と台所が大雪のため損壊してしまいました。

ワリさんの家族は10人家族のため、一つの部屋で家族全員が就寝するには場所が十分ではありません。ワリさんは、厳しい天候の為に壊れたもう一部屋をすぐに修復するのは無理だと語りました。また、部屋を作り直す余裕がないのでNGOに支援を求めました。

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【大雪で壊れたアフマッド・ワリさんの家(チャリカ地区)】

ワリさんの家の調査後、DRCは冬の終わりとともにワリさんの家族のために2部屋、台所そしてトイレのあるシェルターを建てることを承認しました。

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【大雪で壊れたアフマッド・ワリさんの家の台所】

報告によると、国家災害管理省は対象地区の被災家族に対して非食料物資と食料と現金の支給を開始しています。

JENアフタニスタン
モハマド・ユーナス(技師)

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3月 16, 2017 緊急支援 |

2017年3月 3日 (金)

【緊急支援】 パキスタンからアフガニスタンに強制的に帰還した人たちへの緊急支援を始めました

 パキスタンから強制的にアフガニスタンに戻った人の数は、62万人以上と言われています。(*)
 
 このたびの緊急支援では、帰還民1,000世帯を対象に、ジャララバードにて生活用品をパッケージにした支援物資の配布を行います。現在、配布に向けて調整中です。
Image2
 
 JENでは、このたびの緊急事態への対応に、ご寄付を受け付けています。
くわしくは、こちらへ
 
 (*)  UNOCHA(2017年1月29日). Afghanistan: Refugee Crisis Situation Report No. 6 (as of 29 January 2017)

3月 3, 2017 支援物資配布, 緊急支援 |

2016年6月 2日 (木)

事業参加者の声(今年2月に終了した地震被災者支援事業)

 氏名:ケダム・バイ
 年齢:47歳
 村:フムバック

 メッセージ: 昨年の春に起こった洪水で、谷にあった自宅は全壊しました。大きな村に新しい家を建て、こちらに生活基盤を移そうとした矢先の10月、地震が発生し、新居の2部屋が倒壊するという事態になりました。

 これらの災害はいずれも私にとって悲劇でしたが、誰の助けも得られなかった昨春と違い、今年はJENの皆さんをはじめとする複数のNGOより、食料品や日用品、加熱材料などの支援をいただきました。
 
 加熱材料のおかげで私や村の皆は安全で暖かい冬を過ごすことができ、JENに感謝しています。

【地震により大きな被害を受けたケダム・バイさんの自宅】
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【JENが支援した加熱材料を使うケダム・バイさんと子どもたち】
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6月 2, 2016 支援物資配布, 緊急支援 |

2016年2月 4日 (木)

越冬への不安を軽減してくれた物資配布

<カリファ・アジズさんの話>
 ご承知の通り、アフガニスタンで大きな地震があり、バダフシャン県は甚大な被害を受けました。

 地震があった時、私は日雇い労働者として首都のカブールにある建設会社で働いていました。家族に電話をかけて安否を確認しようとしましたが、接続状況が悪いためつながらず、非常に心配しました。しかし、数時間後に娘から、自宅は崩壊してしまったものの家族は全員無事だという報告を受けることができ、神様に感謝しました。

 翌日、私は集落に戻って、義理の姉の家に避難していた家族と再会することができました。しかしその翌日には、キシュム地区のバザールで見つけた借家に家族と移動しなければなりませんでした。家を失って愛着のある村を離れ、これほど寒い冬を借家でしのがなければならないのはとても苦しいです。

 そのような中、この冬を乗り越えるために薪や石炭、ストーブなどの越冬物資を配布してくれたJENにはとても感謝しています。私だけでなく地震の被害を受けた他の人々も、配布を受けられたことに感謝していました。

 今は越冬することへの不安はありません。しかしこの先、崩れてしまった家を再築しなければなりませんが、そのための資金を捻出することができません。誰かからお金を借りて、再築を始めようと思っています。

 地震被害者に対して支援をしてくださったJENには改めて感謝申し上げるとともに、自宅再築についても支援していただけたら嬉しいと思っています。

【カリファ・アジズさんと子どもたち】
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【JENに越冬物資配布を受けた際のことを話すカリファ・アジズさん】
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2月 4, 2016 支援物資配布, 緊急支援 |

2016年1月28日 (木)

物資配布後のモニタリング

【マクドムさん(39歳】

 私は、5年前に家族と一緒にイランから帰ってきました。戻ってきた故郷で新しい生活を始めるため、昨年お金をはたいて、2部屋がついたこの家を建てたのです。

 新しい家とともに新しい生活が始まり、私は明るい未来へと目標を持って歩んでいました。しかし、今度の地震はその私の目標を土砂の中に埋めてしまいました。家族全員が無事であったことが、せめてもの救いです。

 家が壊れてしまったため、現在は兄弟の家の一部屋に仮住まいをしています。JENからヒーターや薪などの物資を受け取るまで、私は自分の家の柱となっていた木材を燃やして暖をとっていました。身を切るような思いでした。物資を配布してくれたJENと日本の皆さまには本当に感謝をしています。

 冬を越えたら、また新しく、家を建てるつもりです。その時にも、アフガニスタン政府やJENのような国際NGO団体から、「ふつう」の生活に戻るための支援をいただけたら良いなぁと考えています。

【地震でくずれたマクドムさんの家】
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【配布されたヒーターで暖をとりながらインタビューに答えるマクドムさんと、お母さん】
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 プロジェクトマネージャー
 イナヤトラ・ハシミ



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1月 28, 2016 支援物資配布, 緊急支援 |

2016年1月21日 (木)

越冬物資の配布を受けた方へのインタビュー

【ノル・ムハンマドさん(71歳)】
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「私は、ストーブや薪、石炭などの越冬物資を私たちの村に届けてくれたJENや日本の人々にとても感謝しています。

 先日の地震は私の家を直撃し、塀や部屋の壁が壊れました。自分が死ぬことは怖くはありませんが、2年前に起きた武装勢力とアフガン国軍の衝突により父親を失った孫たちのことが心配でした。

 私の家族は11人います。息子の一人は会社に勤務しており、4か月毎に送金してきてくれますが、それが私たち家族の唯一の収入源なのです」

息子さんのことを語ると、ムハンマドさんの顔に笑顔が浮かびました。

「私は、この物資を受け取ったことで、厳しく寒い冬の気候から身を守ることができると安心しました。しかし、自宅再建のための費用を捻出することができないという不安にかられてもいます。

 政府や国際NGOが、地震の大きな被害を受けた私たちの集落にシェルターを提供してくれることを切に願っています。シェルターや水衛生環境改善、教育、生計支援、道路や橋などのインフラ整備を必要としています。JENにはこのような支援をして欲しいと、心からお願い申し上げます」

 そしてムハンマドさんは、インタビューの終わりに、JENの越冬物資支援に対し、改めて感謝をしてくれました。

【物資配布の際に押印するノル・ムハンマドさん】
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【物資を受け取るムハンマドさん】
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 シニア・フィールドオフィサー
 ハミードゥラー・ハミッド



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1月 21, 2016 支援物資配布, 緊急支援 |

2016年1月14日 (木)

被災者へのインタビュー

 2015年10月26日に、大地震がアフガニスタンを襲いました。バダフシャン県の多くの人々やインフラが被災しました。

 バダフシャン県キシュム地区に住む、モハマッド・アシフさん(55歳)の話です。

「大地震が起こる前は、私の息子はイランで働いていました。家族のために、この簡素な土の家を建てるために、一生懸命働いてお金を貯めていたのです。息子が戻った時、彼が稼いだ全てのお金を使ってこの家を建てました。

 しかしその後、この地震が起こりました。新築の家に大きな亀裂が入りました。今、この亀裂が入った家で暮らさなければならないのです。

 地震で家に亀裂が入って以来、一晩中安心して眠ることはありません。寝ている間に、家が崩れるかもしれない、と不安になるのです。毎朝太陽が昇ると、部屋を出ることができるので、家が倒壊する危険から逃れることができます。でも夜になると、再度時間を確認して、この家が倒壊することなく、私たち家族を寒さから守ってくれますようにと、全能の神アラーに祈るのです」

 と彼は話を続けました。

「安全な場所に移り住めたらと思いますが、小さな家を借りるだけのお金もありません。私は年を取り過ぎていて重労働ができないので、仕事がありません。子どもたちは、この家が倒壊することを私よりもっと恐れています。
 
 このような問題に直面しているのは私だけではありません。多くの人が同じ問題を抱えているのです」

【 亀裂が入った家を詳しく紹介するモハマッドさん】
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【家の内部にできた亀裂】
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【部屋のいたるところにヒビができているため、日々の生活に不安を感じている】
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1月 14, 2016 緊急支援 |

2016年1月 7日 (木)

準備委員会の活動

 地震で被害を受けた人びとに、より迅速で適切な支援を届けるため、JENは、バダフシャンで活動する団体としては初めての試みである、物資配布の「準備委員会」を作りました。

 前回のブログでご紹介した通り、「準備委員会」は、4人のスタッフ(JENスタッフ2人、国家災害対策本部職員1人、バダフシャン県職員1人)から成っています。

 彼らの仕事は、多岐にわたります。まずは準備段階として、被災地に住む人びとを一か所に集めて事業の説明をしたり、村の住民一人ひとりの身元の確認をして支援に漏れが生じないよう入念なチェックをしたりします。当日の物資配布をスムーズに行うために物資引換券を作成し、それを名簿と照らし合わせながら住民に配布することも彼らの仕事です。その後には、引換券を持ってやってきた住民に、物資を配布します。

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 バダフシャンの冬は厳しく、雪が降る地域一帯へアクセスすることはたとえ車であっても容易ではありません。そんな中で活動するJENや準備委員会のスタッフに対し、住民の人びとは称賛の言葉を送ってくれます。

 支援が届きにくい地域へ足を運び、人びとが納得できる丁寧な支援を届けることで、私たちと地域の距離は縮まっていくのです。

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1月 7, 2016 支援物資配布, 緊急支援 |

2015年12月24日 (木)

支援を届ける時に大切なこと

<ワハシ村に住むアブドゥル・ガファールさん(63歳)へのインタビュー>

「3週間前、食糧を配布するためにある団体がこの村にやってきました。私はその時、孫の病院に付き添うために別の街にいました。村へ戻ると、村人たちは全員食糧を受け取っていましたが、私の分はありませんでした。他の村人に話を聞くと「あなたの名前は物資を受け取る人リストの中にはなかったよ」と言われました。
 私に食糧を受け取る資格がなかったわけではなく、誰かが私の名前をリストから削除したのか、配布団体がリストの確認を怠ったのかだと思うのですが、支援団体に対する不信感を抱くようになりました。

 JENが最初に村に来た時も、私はまた同じことが起こり、物資を受け取れない人が出るのだろうと思いました。
 でも、村人に対して大音量のスピーカーで物資配布の説明をしているのを聞いた時、自分は間違っているとわかりました。JENは受け取る人の名前を一人ひとり読み上げたので、私たち村人はリストにもれがないことを確認できました。
 それに、一人ひとりの身元を確認して事前に引換券の配布をするなど工夫されていて、必要物資が必要な人びとに確実に届けられるのだと、確信することができたのです。

 今はまだ引換券を受け取っただけで物資が手に入ったわけではありません。でも、これだけ透明性の確保された手筈を見ているので汚職もないだろうと安心しています。もしも誰かが「透明性とは何か?」と聞いたら間違いなく「JENのような団体のことだ」と答えます。

 あの大きな地震を生き抜いたのですから、これからも長く生きていけたらと思っています。その間に家も建て直して、今までの生活に戻ると思います。でも、JENの、私たち村人への配慮、支援の仕方は絶対に忘れません。これからもらえる物資にも、本当に感謝しています。ありがとう」

 アブドゥルさんが話していたように、支援を届ける団体の配慮が欠けていると人びとの信頼を失ったり、住民同士の軋轢を生みかねません。JENはいつでも、透明性を確保した支援を届けるよう工夫をしています。
今回は、4人のスタッフ(JENスタッフ2人、国家災害対策本部職員1人、バダフシャン県職員1人)からなる「準備委員会」を作り、物資を配布する人びとのリストにもれがないか確認し、引換券を配布しました。

 総務・ITオフィサー
 ワヒード・アフマド

【ワハシ村で、配布対象者確認委員会が物資引換券を配布する様子】
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【引換券を手にするアブドゥルさん】
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【インタビューに答えるアブドゥルさん】
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【地震の被害を受けたアブドゥルさんの家】
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12月 24, 2015 支援物資配布, 緊急支援 |

2015年12月17日 (木)

バダフシャン県の地震被災者へのインタビュー

 アブダル・ハディさん(41歳)は、被災地調査の際にJENのチームがインビューした人のうちの1人です。

 インタビューの冒頭で、私は彼に、この寒い中どこへ行こうとしているのかを尋ねました。
彼は「薪を買いに行くんです。あまりに寒くて、雪が2~3日降り続くかもしれないので。家を再建できたらいいのですが、そんなお金はありません。それに、お金を持っていたとしてももう冬が始まっているので、建設を始めることもできません。だから今、最も大切で自分にできることは、暖かく過ごすことなんです」と答えました。

「私の村は地震で深刻な被害を受けました。私は家も含めて全ての物を失いましたが、家族を含め他の村人たちも無事だったのが嬉しいです。命よりも大切なものはないですから」。
 ハディさんは現在、同じ村に住んでいる親戚の家に身を寄せています。
 
 彼の村に住む全世帯150家族を対象に、JENは越冬キットを配布します。JENのプロジェクトがこの冬の間の彼らの困難さを少しでも軽くする助けになることを願っています。

【インタビュー中のアブダル・ハディさん】
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【自分たちの村の地震の惨状について語るハディさん】
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【地震で倒壊したハディさんの家の様子】
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【地震で倒壊したハディさんの家を近くから見た様子】
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12月 17, 2015 支援物資配布, 緊急支援 |

2015年12月 3日 (木)

ワハシ村の被害の様子をお伝えします

20151026日、マグニチュード7.5の大地震が発生し、アフガニスタン各地で被害が発生しました。その中でも最も被害が大きかったのはバダフシャン県で、その中でもキシュム地区が深刻な被害を受けたことが、JENの調査でわかっています。

 キシュム地区のワハシ村の長老の話によると、今回の大地震によりインフラは壊滅状態で、泥やわらで作られた家々も崩れかけているとのことです。

【ワハシ村長老のハジさん。彼の家は倒壊を免れたものの、家にはヒビが入っています】
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 また、10kmに渡る用水管も10か所の被害を受けたことから村への水の供給に支障をきたしており、人びとは安全とは言えない川の水をロバや自らの手で運んで生活しています。

【壊れた用水管】

20151203_af_02_water_supply

 崩れかけた家で生活をすることは危険を伴うものの、雪も降り始め厳冬期を迎えようとしているこの地域で、その他の選択肢はないのが現状です。彼らは現在国際機関によるテントの配布を待っています。JENも準備が整い次第、毛布や石炭などの越冬物資の配布を開始します。

【建物が崩れ、ヒビが入っている様子】
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12月 3, 2015 緊急支援 |

2015年11月26日 (木)

バダフシャン県の人々への人道支援

 2015年10月26日、アフガニスタンとパキスタンをマグニチュード7.5の大規模地震が襲いました。現在、アフガニスタン全土で死者115人、負傷者524人、6,929棟の家の倒壊が報告されています。(UNOCHA、2015年11月12日)

 バダフシャン県はアフガニスタンで最も地震による影響が大きかった県の一つです。
 安全上の問題や情報不足やその地理的状況から、バダフシャン県内の約20%の地域でまだ調査が行われておらず、現在の課題となっています。調査が行われた約80%の地域では、人々が苦しんでいる状況が確認されています。

【障がいを持つ人の家も損傷を受けています(バダフシャン県バハラク地区)】
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【地震によって倒壊した家(バダフシャン県バハラク地区)】
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【テント生活を強いられているご老人(バダフシャン県キシュム地区)】20151126_af_03


【損傷を受けた家とその家族の様子(バダフシャン県ショハダ地区)】
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【地震の影響で廃墟となった家(バダフシャン県キシュム地区)】
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 不運なことに、バダフシャン県の被害はこれから更に広範囲に広がると予想されます。それは、これから厳しい冬の季節に入り、雪崩、地滑り、吹雪、洪水などの自然災害が多くの地域を襲う可能性があるからです。

 時は刻々と進んでいます。厳しい冬が迫る中、家を失った人々や病気を患っている人々が安全や健康状態を保つための食糧、生活用品、越冬物資、衛生キット、シェルター、ヘルスケアなどの緊急支援が、今まさに必要とされています。

 現在政府もアフガニスタン全土で調査を行い、働きかけを行っていますが、全体をカバーしきれていません。今のところ、アフガニスタンに在留する国連や人道支援団体が政府の行う調査をサポートしています。地震によって被害を受けた人々へ長期的な復興や復旧を促すために、バダフシャン県では人道支援対策が必要とされているのです。

 シニア・フィールド・オフィサー
 ハミードゥラ・ハミッド

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11月 26, 2015 緊急支援 |

2015年11月19日 (木)

バダフシャン県での被災地調査

 JENチームは大規模地震の被災地調査をバダフシャン県、カピサ県、タカール県、バグラーン県の4つの県で行っています。

 バダフシャン県はその中でも最も被害が大きかった県で、UNOCHAの最新のレポートによると、死者12人、負傷者20人、2344棟の家の倒壊などの被害が報告されています。

 11月5日にJENチームはバダフシャン県に到着しました。その後、被災地の最新状況を確認するために現地の関係各所と会議を行い、被災地域を実際に訪問して聞き取り調査を行いました。この調査によって得た情報を今後の支援に役立てます。

【家々の大多数が地震の影響で倒壊しています(バダフシャン県、キシュム地区、ブルブル ダラ村)】
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【完全に倒壊している家(バダフシャン県、キシュム地区、ワハシ村)】
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【JENチームが被災地域を訪れている様子(バダフシャン県、キシュム地区、ワハシ村)】
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【自分の家が倒壊してしまったご老人(バダフシャン県、キシュム地区、チャールマガズ村)】
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11月 19, 2015 緊急支援 |

2015年11月12日 (木)

アフガニスタン地震緊急支援への出動

 ご存知の方も多いと思いますが、先月10月26日にアフガニスタンを大規模地震が襲いました。
 アフガニスタンはこれから厳しい冬を迎えます。被害に遭った人びとにより早く支援を届けるために、JENは緊急支援に出動することを決定しました。

 まずJENチームは11月4日に震源に近いカピサ県を訪れ、被害状況の初動調査を行いました。カピサ県ではアフガニスタン国家災害対策本部の会議に出席し、地震による被害状況の詳細を聞きました。

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 その中で、カピサ県のフシ渓谷には砂性の丘があり、地震の際にその丘に地割れが生じたとの事実を確認しました。渓谷の麓には45軒の家があり、冬になるとその地割れが原因の地滑りを起こしかねず、麓に住む人びとにとって非常に危険な状況であり、避難が必要であるとのことでした。

 JENチームは国家災害対策本部に同行しその場所を訪れ、地割れの調査を行いました。
 地割れは縦65cm、幅25cmに及び、近隣の家にとって非常に危険な状況でした。そのような危険な場所に住んでいる人々が今まさに支援を必要としています。

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11月 12, 2015 緊急支援 |

2015年10月30日 (金)

【速報】 チャリカ市内の被災状況

パルワン県、チャリカ市内の被災状況について、写真が届きました。

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10月 30, 2015 緊急支援 |

2015年10月27日 (火)

【速報】JENは、アフガニスタン・パキスタン地震緊急支援に出動します。

アフガニスタン北部を震源とするアフガニスタン・パキスタン地震発生から1日、被災地では、既に300名以上の犠牲者が確認されました。アフガニスタン側の被災地域は、武装勢力が支配するエリアです。そのため、情報が寸断されており、なんとか被害の全貌を収集している最中です。パキスタン側の被害が明らかになってくるにつれ、アフガニスタン側の被災状況、被災者数は更に増えることを容易に想定しています。

パキスタン、アフガニスタンともに、震源地近くはJENの事業地です。けわしい山間地であることから、支援に取り残される可能性も高いです。そのために、一日も早い緊急支援への出動が急務と判断しました。

皆様には、アフガニスタン・パキスタン地震緊急支援へ、ご寄付をよろしくお願いいたします。

○クレジットカードでのご寄付は、こちらから
http://www.jen-npo.org/jp/contribute/credit.php?country=s-afg&select1=0#now

10月 27, 2015 緊急支援 |

2015年10月26日 (月)

アフガニスタン北部地震発生。情報収集を開始しました。

日本時間18:09(現地時間13:39)、マグニチュード7.5の地震が発生しました。

JENでは、この地震の被害に関し、情報収集を始めました。

アフガニスタン北部を震源とする地震の影響は、広域に渡ると言われています。JENでは、同地域担当スタッフからの緊急報告を受け、情報収集を行っています。

10月 26, 2015 緊急支援 |

2015年8月27日 (木)

25の学校での警告板の設置と保健委員会

 アフガニスタンの多くの学校では清潔な給水施設が無いため、JENは、子どもたちが安全な飲料水と、手洗い用の水※を使うことができるように学校での給水設備の設置活動に取り組んでいます。

(※飲用には適さないが、手洗いには充分適しているもの)

 約60校の対象校すべてで水質検査を行った結果、水が飲用に適さない学校があることがわかったため、水の塩素消毒を行いました。 

しかし、対象校のうち25校では飲むには有害な物質が検出されたため、飲用可能にすることができず、手洗い専用の水とせざるを得ませんでした。

JENはそれらの学校の生徒たちが誤って、その手洗い専用の水を飲まないよう、さまざまな方法を考えました。

①警告板の設置

 まず警告板の設置を決めました。警告板は「この水を飲まないように」という理解しやすいメッセージと、子どもでもわかるような絵が書かれたものです。警告板の内容やデザインは、教育局と相談の上でJENスタッフが作りました。

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 この警告板は現在までに、25校のうち21校での設置が終了しました。ゴルバンド地区にある4校は、周辺の治安状況が悪いためまだ設置できないままでいます。今後、治安状況が改善されたら警告板の設置を行う予定です。

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 ②ワークショップの実施

不衛生な水の飲用を防ぐために、JENは、上記21校において、各学校で形成される、『学校保健委員会(SHC)』に向け、ワークショップを行いました。(SHCは、生徒7~9人と、教師1人からなる委員会です。)そして、SHCは生徒たちへ、その知識を伝え、生徒たちの衛生に対する意識向上を目指します。

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 SHCは、生徒たちが汚染された水を飲まないように生徒たち同士の話し合いを催すなど、いくつかの活動を行っていきます。そして9月には今後の活動計画も立てる予定です。

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 ワークショップの実施前と実施後の彼らの活動の成果や有効性を測るために、25校すべてで事前と事後のKAP調査(知識・姿勢・行動の調査)を行います。現在までに21校で各校10人の生徒を対象に事前調査を実施しました。

 実施前の調査によると、これらの学校の現状は良いものではありませんでした。これからJENとSHCが行っていく活動によって少しでも状況が改善されることを期待しています。

 JENアフガニスタン
 シニア・プログラム アシスタント
 ハニフ・カン



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8月 27, 2015 水衛生環境改善, 緊急支援 |

2015年7月 2日 (木)

バグラーン県事業の成果

 2014年5月、バグラーン県のプリ・フムリ地区では、大雨により大規模な洪水が発生しました。家や農地が洪水で破壊され、多くの被害がもたらされました。過去何世紀もその地区に住んでいた被災者に対して、政府からの支援は残念ながら十分ではなく、インフラは壊滅状態にありました。

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 そこでJENは、同地区にて支援者の皆さまおよびジャパン・プラットフォームの協力による緊急支援を行いました。被災した881世帯のために、洪水防壁や放水路の建設工事を行い、2014年の9月に事業を終了しました。

 このプロジェクトで、大洪水で被害を受けた2つの地区に計456.5mの洪水防壁と19mの強化コンクリート製放水路が建設されました。

 それにより、バグラーン県の中心部に近い地区で行政の仕事をしたり店を経営したりしている人々は、今の場所で安心して暮らせるようになりました。
また県の中心から離れた地区に住んでいる人々も、洪水防壁ができた後は、壊れた家を安心して建て直すことができるようになり、道路も安全に通行できるようになりました。

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 JENアフガニスタン事務所の技術チームは、これらの建設を通して大規模な洪水被害に対応する技術を身につけました。この技術は今年の4月6日にプリ・フムリ地区で再度発生した洪水の際、とても役に立ちました。この時は犠牲者が1人も出ませんでした。

 コミュニティー・リーダーの1人が嬉しそうに私にこう言いました。
「JENが作ってくれた洪水防壁は素晴らしい。これのおかげで私たち家族は無事だったし、これからもここから避難しなくてすむだろう」
 そして、「プリ・フムリ地区の住民全員がJENの緊急支援プロジェクトにとても感謝している」「農地や家やモスク、店、道路、水衛生設備が全部無事だったので、地区全体としても経済的に大いに助かった」と付け加えました。

 地区の人々は、JENの支援のおかげで子どもたちを学校へ行かせたり、スポーツをしたり、毎日快適に活動することができていると、とても喜んでいます。
 前述のコミュニティー・リーダーは「これからもバグラーン県で支援活動を継続して彼らを支えてほしい」と言っていました。
 JENは確かに、プリ・フムリ地区の洪水被災者緊急支援において貢献することができたのです。
   
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 JENチャリカールオフィス チーフエンジニア 
  シル・アリ


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Afghanistan

7月 2, 2015 緊急支援 |

2014年9月18日 (木)

バグラーン県での洪水

 アフガニスタンの80%は山岳地帯であり、それが洪水が頻繁に起こる理由にもなっています。山間部での洪水は毎年、農地や建物、自然資源に深刻な被害をもたらし、人々の命を奪います。

 近年、アフガニスタン北部の洪水の原因は、季節的降雨ではなく、日常生活に必要な木を手に入れるための村人による森林の伐採や、土地の乾燥が原因となっています。

 アフガニスタンで洪水の被害を受けやすいのは、洪水の通り道に家を建てた人たちです。かれらは洪水のリスクを認識しておらず、深刻な景気悪化が理由で、やむを得ずに山の斜面や丘に家を建設してしまったのです。

 今年の洪水は、バグラーン県においてこれまでで最も大きな被害をもたらしました。中でもグザルガ・ヒ・ナウ地区は最大の被害を受け、村の民家は破壊され、数百名の死者が出ました。

 現地の人に話を聞いたところ、グザルガ・ヒ・ナウ地区の長老のカシームさんは、「洪水で女性や子どもを含む多数の人が亡くなり、家屋も破壊された。災害から生き延びた村人たちは野外で暮らしていて、支援を必要している」と説明しました。

【カシームさん】
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 現在、被害を受けた人々に支援を提供している機関のひとつがジェンです。ジェンは特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成と皆様の支援を受け、バグラーン県の被災者へテントを配布し、洪水防壁を建設しました。

 同じ村出身で、家を失ったグル・アガーさんは、日本からの支援に感謝の気持ちを表し、「次回災害が発生した時に備え、洪水防壁を整備してくれたことに感銘を受けた」と言って下さいました。

【グル・アガーさん】
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9月 18, 2014 支援物資配布, 緊急支援 |

2014年7月24日 (木)

困難を乗り越え届ける支援

 ジェン・アフガニスタンチームは7月上旬から、洪水により大規模な被害が出たバグラーン県のプリ・フムリ地区において新事務所の準備、スタッフの採用、そして物資の調達を進め、事業活動を開始しました。

 バグラーン県では、グザルガ・ヒ・ナウ地区においても6月に鉄砲水が発生し、大規模な被害が出ています。この鉄砲水の被災者へ支援を届けるため、ジェンは既に事業地での活動を開始しました。

 現在はラマダン(断食)期間中のため、1日のうち16時間以上は食べることも水を飲むこともできない時間が続きます。活動中、私たちはサハリと呼ばれる朝食を夜明け前の3時にとり、グザルガ・ヒ・ナウへニーズ調査と物資配布の対象者特定作業のため、事業地へ向かいます。事業地はプリ・フムリの事務所からとても離れているので、早い時間に出発する必要があるのです。

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 プリ・フムリの事務所からグザルガ・ヒ・ナウへの道のりは険しく、アスファルト舗装のない凸凹の道で3つの地区を通過する必要があります。道の状態は鉄砲水によって更に悪化していました。

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 先日は、事業地に向かうため5時間半かけて途中にあるプルフィーという名の丘にたどり着いてみると、道路が塞がっていました。この丘の標高は約2871mです。チームの中では、この丘を越えるのは非常に困難なので引き戻したほうが良い、と言う声も出ました。しかしチーム皆で話し合い、ここまで来たからには、進むべきだと決断しました。そして無限軌道トラックが来るのを待って、移動を続けました。

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 更に数キロ進むと、また道が塞がれていました。それでも、チームリーダーを中心に励ましあい、やっと事業地にたどり着くことが出来ました。

 いくつかの村は鉄砲水によって完全に壊滅状態となっており、人々は従来の生活を取り戻すために、住まい、食料品、生活用品、現金、そして家畜を必要としています。ジェンは地域で最も脆弱な立場にある人々を支援していくため、活動を続けていきます。

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※この活動は、支援者の皆さまおよび、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の協力により実施しています。

 ジェン アフガニスタン シニア・フィールド・オフィサー
 ハミドゥラ・ハミド

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7月 24, 2014 支援物資配布, 緊急支援 |

2014年6月12日 (木)

バダフシャン州アブ・バリク村:被災地の子どもたち

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 前回お伝えした通り、バダフシャン州のアブ・バリク村では、地滑りによって大量の土砂が丘の斜面から下の谷へ落ち、村人たちの家を飲み込みました。

 ジェンアフガニスタンチームは地滑り被災者の方々へ、衛生キット、手洗い石鹸、燃料缶、乳幼児用の哺乳瓶と粉ミルクを配布しました。

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 物資配布中、私は他機関から提供された物資の上に座っている子ども達を見かけたので、何をしているのかたずねました。子どもたちはジェンの物資配布場所を指さし、親が支援物資を受け取ってくるのを待っているのだと答えました。子どもたちのうち、マリアムという女の子とタヒールという男の子は、紙にペンで何かを書いている様子でした。

 私はマリアムに今回の災害と物資配布に関して、話を聞きました。
マリアムは地すべりが起きた時、家族と共に結婚パーティーの会場にいて、突然大きな騒音と村人たちの騒ぎ声が聞こえたので、皆で建物の外に出たそうです。自分の家のほうを見ると、完全に土砂に埋もれていて、恐怖とショックで声が出なかったといいます。
マリアムは学校に行くのが大好きなので、早く家と校舎が修復されてほしいと言いました。また、日本の支援者の方々へとても感謝しているとのことでした。

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 次に、私はタヒールに何をしているか聞きました。タヒールは笑顔で、「この紙に数字を書いているんだ」と答えました。

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 私にとって、支援物資配布の真っ最中に、集まった大勢の人に混じって子どもたちが忙しそうにペンで紙に何か書いている様子はとても驚きの光景でした。アブ・バリク村の子どもは、本当に学校が好きで、この災害の中でさえ、よりよい将来のために勉強を頑張っているようです。 

 ジェン・アフガニスタン事務所
 シニア・フィールド・オフィサー
 ハミドゥラー・ハミッド



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6月 12, 2014 支援物資配布, 緊急支援 |

2014年5月29日 (木)

バダフシャン州地滑り被災者緊急支援

 2014年5月3日に、バダフシャン州は大規模な洪水と地すべりに見舞われました。

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 4月下旬から発生した洪水により、アフガニスタン北部の97地区が被災しました。UNOCHA(国連人道問題調整事務所)によると、洪水と地すべりによって、アフガニスタンでは現在確認されているだけでも675人が亡くなったとのことです。

 このうち、もっとも悲惨な災害に見舞われたのはバダフシャン州アルゴ地区で、1回の地すべりで少なくとも503人もの人が亡くなりました。その地滑りによる被災規模は甚大で、緊急の支援が必要でした。
JENは2001年からアフガニスタンで活動しています。今回の緊急事態を受け、支援者の皆様からのご支援により現場へ現地スタッフのチームを送りました。

 到着後、まずUNAMA(国連アフガニスタン支援ミッション)や他の機関と調整を行い、被災地域を訪ねて調査を行いました。現場調査とUNAMAからの情報から、被災者は食糧と食糧以外の物資についても緊急で必要としていることがわかりました。インフラも広範囲にわたりダメージを受けており、衛生状態の悪化も差し迫った問題でした。多くの援助機関が、シェルターの確保などに集中していたため、JENは必要な物資配布の対応を行うことに決めました。

 対象となったのは、地滑りが発生したアブ・バリク村の850世帯です。調査結果をもとに、JENは衛生キット、哺乳びん、粉ミルク、手洗い用せっけん、燃料缶などを調達し、5月14日に配布しました。

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 衛生キットは被災地においても衛生的な生活を確保できるよう配布されました。また、十分に行き届いていなかった哺乳びんと粉ミルクは、被災したコミュニティにとても喜ばれました。被災者の話によると、母を亡くした乳幼児がたくさんいるとのことで、今後が心配されます。

 JENは現在、引き続き洪水・地滑り被災者の支援を実施するため、2回目の調査を行っているところです。

ジェン イスラマバード事務所
アフガニスタン事業シニア・プログラム・アシスタント
ハニフ・カン



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5月 29, 2014 支援物資配布, 緊急支援 |

2002年5月 2日 (木)

42の村、90%家屋が地震により破壊

 アフガニスタン北東部バグラン州ナハリン地区で3月25日夜から26日午後にかけて 起きた地震は、紛争後ようやく復興への道を歩み始めたアフガニスタンの人々の心と 生活に大きな衝撃を与える結果となってしまいました。

 JENでは地震直後からカブール事務所と、今回現地での災害緊急支援活動の コーディネーションを行っている国連アフガニスタン人道援助調整事務所(UNOCHA) と共に、被災地で不足している援助物資として毛布の配布を速やかに決定、地震直後の 3月28日朝にはJENカブール倉庫に備蓄してあった毛布の全量2,948枚をカブール空港 へ配送、その後国際治安支援部隊(ISAF)がUNOCHAと共同で被災地へ搬送しました。

 現地からの連絡によりますと、ナハリンの震源から半径15kmにある主要道路沿い42村が 破壊、ナハリン地区の90%の家屋が破壊され、その中でも60%は全壊に近いとの事です。 日中の気温は高く、地震後の埃の嵐が吹き荒れていますが、朝晩は冷え込むため毛布の 配布が急務とされています。犠牲者の数は800人とも2,000人とも言われていますが、こうした 状況の中で、さらなる犠牲者及び負傷者が予想されています。

 JENでは今後もUNOCHAとの連携により、必要な支援が必要な場所へ届けられるよう 活動を続けていきます。 

 アフガン地震募金へのご協力有難うございました。 これまでに皆様より、総額17万8千円のご支援を頂きました。今後は皆様から頂いたこの募金で現地のニーズを調査・実施して、ご報告致します。

5月 2, 2002 支援物資配布, 緊急支援 | | コメント (0)

2002年3月27日 (水)

震災者へ毛布配布

 アフガニスタン北東部で3月25日夜~26日午後にかけて起きた地震の影響により、大勢の犠牲者が出ている状況を踏まえ、JENは緊急支援物資として約2,500枚の毛布の配布を決定、準備に入っています。

 JENカブール事務所を拠点に、今回の地震被害における緊急救援のコーディネーションを行う国連アフガン人道援助調整事務所(UNOCHA)とともに適切な配布方法を検討中、決定次第支援活動に入る予定です。また、既に現地入りしているスタッフを被災地に派遣、速やかな配布を行う予定です。

3月 27, 2002 支援物資配布, 緊急支援 | | コメント (0)