2015年2月12日 (木)

カブール市の大気汚染

 カブール県はアフガニスタンで有名な地域の一つです。その中心であるカブール市は山に囲まれており、およそ400人の人が暮らしています。人口増加の結果、カブール市には大気汚染、車の増加、住宅不足、住宅の賃貸料の高騰等、多くの問題が生まれ、市民を悩ませています。

 中でも一番深刻な問題の一つは大気汚染です。大気汚染は人々の健康にとって大きな問題であり、病院関係者によると毎日何百件もの呼吸器の問題を引き起こしているとみられています。

 カブールの深刻な大気汚染にはいくつかの原因が考えられます。例えば緑地不足や森林の喪失、自動車の燃料、郊外の工場からの排煙などです。また行政機関の力量不足により、暖房用に石炭や木などを燃やさずガスを使うよう指導することができていないことも原因の一つです。さらに、市内の生ごみ、未舗装の道路なども、大気汚染の原因として考えられます。
 しかしながら、アフガニスタン政府はこの問題にはあまり関心を示していないように思えます。

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 そのため、カブールの大気汚染は世界でも最も深刻なものの一つになるかもしれません。私たちは、カブールが将来緑あふれる清潔な町になるよう願っています。

 ジェンカブール事務所 総務・調達マネージャー
 アフマド・ファヒム




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Afghanistan

2月 12, 2015 政治、経済、治安 |