「帰還」した場所での安心を届けています
ジェンは、「帰還民支援を開始します」でご紹介した通り、アフガニスタン・ナンガルハル県を中心に帰還民支援を開始しております。そのうち今回は、食糧支援の様子についてお伝えします。
昨年9月から今年の6月の間に、パキスタンからアフガニスタンに帰還した人びとの数は、実に63万人以上に上ります。やむを得ず帰還した人びとの多くが、ジェンが活動するナンガルハル県に滞在しています。その内、親戚を頼って住む場所を見つけられる人は2割にも満たず、貸家を見つけなければいけない人びとは4割弱、3割程度の人びとはいつまで滞在できるかわからないながらも、キャンプで生活しているそうです。
ジェンはナンガルハル県の中でも、帰還した人びとが特に多く居住する4地区で、合計1,500世帯以上の人びとに食糧支援をしています。
写真は、慢性疾患を患っておられる方のご家族、また女性が世帯主のご家族に食糧パッケージをお渡しした際の様子です。
アフガニスタンに「帰還」したとは言っても、中にはパキスタンで生まれ育ち、初めてアフガニスタンで生活する方々もいらっしゃいます。取るものもとりあえず「帰還」し、新しい土地での生活を一から始めなければならない人びとの不安は、想像に難くありません。
ジェンがお渡しした食糧パッケージが、そのような方々に大きな安心をお届けできているであろうことが、写真からも伝わってきます。
アフガニスタンで厳しい状況にある方々が、一日でも早く自立できるように、ジェンは継続して活動していきます。みなさまのあたたかいご支援を、お願いいたします。