今年2度目の食糧配布事業が完了しました
昨年8月の政変以降、アフガニスタンでは食糧危機の状態が続いています。ウクライナ侵攻の影響もあり、食糧価格が更に高騰し、人びとはますます厳しい状況に追いやられています。
そのような中、6月19日に、今年2度目となる食糧配布の事業が完了しました。パキスタンとの国境に位置するナンガルハル県に暮らしている、特に脆弱な状況に置かれた合計1,200世帯の方々に、2か月分の食糧パッケージをお渡しすることができました。
国連は、人口の半数以上に当たる2,280万人が深刻な飢餓に直面し、人道的ニーズが記録的レベルに拡大すると警告しました。また5歳未満児の半数に当たる320万人が年末までに急性の栄養不良に陥る危険性があると言われています。そのような中で、特に脆弱な1,200世帯の方々を特定するのは、困難を伴いました。妊娠中・授乳中の女性がいる世帯や、女性が世帯主の世帯などの基準を設け、現地で活動する他の支援機関とも密に調整をしながら事業を進めました。
事業が完了した直後の6月22日未明、アフガニスタン南東部を強い地震が襲いました。犠牲者は既に1,000人を超えていると報道されています。この地震で被災された人びとを支援するため、ジェンは現地に入って状況調査を開始しています。情報が入り次第、報告いたします。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
実際にご家庭を訪問して状況を確認しました。
食糧パッケージを受取った女性とその息子さん