安全対策の研修を行いました。
アフガニスタンでは、治安が不安定なため、常に安全対策に気を配り、セキュリティオフィサーを配置しています。日本でも避難訓練を定期的に行いますが、安全対策の研修は、一度受ければ十分ということはなく、同様の研修を複数回受けることで治安対策が身につき、とっさの行動ができるようになります。また、日々変化する治安状況に合わせて対応を変えてゆく必要もあります。先日、ジャララバード事務所でも、セキュリティオフィサーがJENの運転手や警備員を対象に安全対策の研修を行いました。
治安管理において、事件を未然に防ぐ事や、万が一何かあった時のために迅速に対応することが重要です。特に、運転手は事業地と事務所を頻繁に行き来し、移動中のJENスタッフの安全を確保する責任を担います。また、警備員は事務所にいるJENスタッフの安全を第一に考えて職務に従事しています。危険物が車に仕掛けられるという事例も多発しているため、十分に警戒する必要があります。そこで、セキュリティオフィサーは、実践的な対策法と対応の仕方について伝えました。IED(手製の簡易な仕掛け爆弾)を乗り物の中から探し出す方法を説明し、応急処置の練習も行いました。
危険に直面しないこと、そしてこれらのスキルを必要としない日常を送れることが一番ですが、安全対策をして万が一の状況に備えながら、事業を実施しています。
応急処置の練習の様子
安全に関わる事なので真剣な様子
車の中からIEDに見立てたものを捜索する様子
IEDに見立てた物を利用して捜索の練習