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2021年6月 4日 (金)

井戸と給水所が完成し、こんな風に生活が変わりました。

アフガニスタンのナンガルハル県で実施していた水衛生環境改善支援にて、井戸と給水所が完成し、譲渡式が行われました。セレモニーでは、井戸管理委員会(WMC)のメンバーへ、記念品のターバンや井戸や太陽光パネルの維持に必要な工具が贈呈されました。今後は、WMCが主体となり、住民から集めた管理費をもとにして井戸の管理と運営を行っていきます。

井戸と給水所の建設により、村の人々の生活には前向きな影響が出ています。以前は、村の住民の方々は家から遠く離れた(多くの場合3km以上)小川や井戸まで一日に何度も往復し、一日の大半の時間を利用して生活に必要な水を確保していました。子どもや女性が主体で水汲みが行われる事が多いため、学校に行く事ができなかったり、仕事や家事を犠牲にする事がやむを得なかったりという状況でした。5km程離れた不衛生な水汲み場に毎日行っていた方もおられましたが、給水所がコンパウンド内に建設されたことで、空き時間が増えて農産物の栽培に力を入れる事ができる、と喜んでおられました。

子ども達は学校やモスクへ行けるようになり、クリケットやバレーボールをして遊ぶ時間もできました。大人たちからは、今は街で働く時間ができ、家族のために食料を確保できるようになった、家事、育児や授乳に専念できる、といった声もあります。家庭菜園、家畜や手芸で収入を得られるようにもなった方々もいらっしゃいます。

また、安全な水と石鹸を使った手洗い、正しい衛生知識のおかげで下痢が減り、合わせて新型コロナ感染症の対策もお家でできるようになり、衛生環境の改善により健康になったと感じている方もいらっしゃいます。元々、生活物資の少ない国内避難民の方々は、JENが配布した水タンクにより安全な水を家で確保できて、助かっているとおっしゃっていました。

これまでは水源が遠く離れていて、村の人々の生活に様々な支障が出ていましたが、井戸と給水所の新設により日々の中に余裕が生まれ、衛生知識の向上により健康状態も改善し、今後の自立した未来に繋がるたくさんの可能性が出てきたようです。

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汲み上げの原動力となる太陽光パネルと完成した貯水タンク

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井戸と給水所の維持管理の為の講習

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WMCによる自主的な清掃活動

6月 4, 2021 水衛生環境改善 |