アッラーの祝宴月: 前編
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イスラム暦8月の最後の夜に新月が昇ると、神聖なラマダンの始まりがイスラム教徒に告げられます。ラマダンはイスラム暦の9番目の月であり、イスラム教徒が信じるところの「アッラーの祝宴月」です。世界中の全てのイスラム教徒が毎年熱い思いで、ラマダンを待っています。
毎年、イスラム教徒はこの聖なる月の間に断食をします。年に一度ラマダン月に断食をすることは、イスラム世界では義務の一つと見なされているので、世界中のイスラム教徒は、みな日の出から日の入りまで断食をしなければなりません。しかし老人や子どもや妊婦や病人など、肉体的に断食が難しい人は断食から免除されます。
イスラム教徒は、ラマダンの期間中、悪魔は鎖につながれ、コーランの啓示が初めて与えられたこの月は神の恵みと慈悲に溢れていると信じています。そのため彼らはいつもより熱心に祈りを捧げ、できるだけこの神聖な期間から何かを得ようとしています。
ラマダンの断食はイスラム教徒にとって、義務というだけでなく精神的な意味があります。断食時に行う内省や様々な形での信心は、彼らが自分自身の問題に力強く立ち向かう際の助けになり、非常に暑いときでも断食をする気持ちを支えます。聖なる月の断食には精神的、肉体的価値以外にも、常に各国の伝統的な習慣が伴います。
アフガニスタンではラマダンの開始を人びとは大変歓迎し、一日前に断食を始めて、そのあと大好きな伝統食を食べます。(後編につづく)
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