衛生教育プロジェクトに関する戸別調査
JENは、衛生教育の効果を知るために戸別調査を毎年行っています。
今年は1月に、昨年に衛生教育を受けた生徒たちが習った知識を家族に伝えたかどうかを確認するため、JENのスタッフがこの生徒たちの家を戸別に訪問しました。
JENスタッフは、チャリカ地区の対象30校の周辺の75世帯に対して聞き取りを実施しました。質問は、衛生教育の知識が家族に伝えられているか、そして家族はどれくらい知識を理解し実践しているかを知るため、などです。
例えば飲用水の消毒、食品に関する衛生、経口補水塩づくり、手洗い、トイレの使用などについてです。誰から知識を得たのかについても尋ねました。
JENのスタッフはさらに、彼らが実際に石けんを使って手を洗うところを見せてもらったり、彼らの家のトイレや浄水の状況などを写真に撮ったりしました。
【トトムダラ・ウリア 女子学校がある校区のコミュニティーでの戸別調査実施時の様子。子どもと母親が石けんを使い、習った方法で手を洗っています】
戸別訪問の最後に、学校を通してのJENの衛生教育プロジェクトについてどう思うか、彼らの意見を聞きました。
アルジェハド・トトムダラ・ウリア 男子学校の校区のコミュニティーでの戸別調査で、ピスタ・グルさん(70歳)は次のように話しました。
「子どもたちへの衛生教育プロジェクトは人びとの間で、衛生知識を広めるとても良い方法だと思います。私をはじめこの村の人たちはほとんど教育を受けていないので、衛生についての知識が乏しいです。でも私の孫たちが学校で衛生教育を受け、家族にもそれを教えてくれました」
さらにグルさんは、唯一の水源である近くの用水路についての話もしました。
「衛生知識を身に付ける前は、私たち家族はよく下痢をしました。なぜなのかが分かりませんでした。でもその原因が飲み水に使っている用水路の水にあることを知ってからは、塩素消毒をしてから飲み水に使うようにしています。この衛生教育プロジェクトでを実施してくれたJENに感謝しています。もっと早くこのような知識を教えてもらっていたらよかったのにと思います」
戸別調査全体の分析はこれからですが、結果はよいものであると期待しています。
【戸別調査でJENのスタッフからインタビューを受けているピスタ・グルさん】
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