次の大きな課題:難民の帰還
過去30年の間、多くのアフガニスタンの人びとはパキスタン、イランや他の国々に難民として移り住み、紛争から逃れました。紛争により普通の暮らしができなくなったからです。
何十万人という人びとがパキスタンからアフガニスタンに帰還しており、大きな人道的危機となっています。彼らはさまざまな問題を抱えています。暴力が日常化している場所に戻ったこと、厳しい冬が帰還民にとって大きな課題となっています。
2016年の初頭以来、数百万人の人びとが自国に戻りました。その多くは何十年もの間、外国で生活をしていました。そのため、帰還後すぐに政府や人道支援団体からの支援が必要です。国際移住機関:International Organization for Migration(IOM)によると、今年12月3日時点で、239、724人の未登録の難民が帰還したと言われています。
国連難民高等弁務官事務所:Office of the United Nations High Commissioner for Refugees(UNHCR)やIOMによると、帰還民の大多数(80%)が、ナンガハール州に戻ることを希望しています。これは長年の難民生活で故郷とのつながりがとぎれがちになり、避難先のパキスタンに近接するナンガハール州の文化が似ているということによります。
未登録の帰還民のうち12%未満くらいの人びとは何らかの支援を受けており、大半が現金か食料、もしくはその両方を受け取ったということです。
JENアフガニスタンチームは、ケア・インターナショナル(国際支援団体)、国連人道問題調整事務所:United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs(UNOCHA)、パルワン州難民帰還局Department of Refugees and Repatriations, Parwan (DoRR Parwan) とともにいくつかの帰還民世帯に会いました。この目的は帰還民世帯の実情を把握することでした。多数の帰還民のための十分なインフラがないことは明らかで、厳しい寒さの到来が心配です。
【帰還民から基本的な情報を収集しているところ】
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