人生の始まりから終わり旅路
本日は人生を死ぬまで謳歌する事について話をしたいと思います。若く元気な頃に悲しみや死について心の準備をするには良いタイミングだと思います。今回、こういった話にしようと思ったのは、JENアフガニスタンのプロジェクトオフィサーのイナヤトラさんの突然の死を目の当たりにしたらからです。
イナヤトラさんは、2002年の3月からフィールドオフィサーとして、チャリカ事務所で働き始め、2016年3月18日に亡くなられるまで、14年間JENのスタッフとして尽力してきました。
(写真)イナヤトラさん
腎不全と診断された彼は生体腎臓移植を受けるため、カラチ(パキスタンのシンド州の州都)に向かいました。
最後に会った時、表面的には元気そうにしていたイナヤトラさん。でも実際は、両方の腎臓が機能していなかったのです。2週間前には、普段どおりに活動し、楽しそうに話したりしていたのに…。突然の訃報を聞いてスタッフ全員がショックを受けました。
でも、いずれは誰もが死ぬのだから、死を肯定的に受け止められるように、心の準備をしておけば、悲しみが少しは和らぐのではないかと時折考えます。自分自身や自分の愛する人のためにも、何か起きたその時に平穏を保てるように、そんな心の準備をしておきたいと思いました。
サマール バット
総務会計補助
イスラマバード事務所