防災講師研修
アフガニスタンでは地震や洪水などの災害が頻発しています。
こうした状況に対して、JENは学校関係者・生徒に対する防災教育を始めます。
はじめに4月4・5日、国家災害対策本部の専門家が、防災教育講師となるパルワン県災害対策局職員に対して研修を行いました。関係者は、こうした研修・教育を通じて政策が現実的に実施されるようになる、と喜んでいました。
研修中に参加者から個人的な経験を聞くことができました。
その参加者はある日の日暮れ頃、壁から飛び降りて足の骨を折った少年を見つけました。その少年に駆け寄って、壁から飛び降りた理由を尋ねると、ひび割れを直そうとしていたところ壁が揺れ、これを地震と思って飛び降りたということです。
彼は応急処置について知らず、少年を肩に担いで病院に連れて行きました。そこで医者に「骨折した場所を固定せずに病院に運んだことは骨のひびを広げるので適切でなかった」と言われました。
彼は少年を助けてよかったと感じるよりも不適切な対応をしたことを恥じ、この経験により応急処置を学びたいと思ったのでした。
JENによる研修はこの希望に応えるものであり、こうした経験を話す気になったそうです。
小さなことながら、頻発する災害に対してこうした参加者の気づきに応えること、彼らが適切な対処法を学び他の人々に伝えていくことが重要です。JENは尽力してまいります。
【JENのチャリカ事務所で実施した研修。職員が防災について話しています】
【国家災害対策本部専門家が行った研修の様子】
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