« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

2015年12月24日 (木)

支援を届ける時に大切なこと

<ワハシ村に住むアブドゥル・ガファールさん(63歳)へのインタビュー>

「3週間前、食糧を配布するためにある団体がこの村にやってきました。私はその時、孫の病院に付き添うために別の街にいました。村へ戻ると、村人たちは全員食糧を受け取っていましたが、私の分はありませんでした。他の村人に話を聞くと「あなたの名前は物資を受け取る人リストの中にはなかったよ」と言われました。
 私に食糧を受け取る資格がなかったわけではなく、誰かが私の名前をリストから削除したのか、配布団体がリストの確認を怠ったのかだと思うのですが、支援団体に対する不信感を抱くようになりました。

 JENが最初に村に来た時も、私はまた同じことが起こり、物資を受け取れない人が出るのだろうと思いました。
 でも、村人に対して大音量のスピーカーで物資配布の説明をしているのを聞いた時、自分は間違っているとわかりました。JENは受け取る人の名前を一人ひとり読み上げたので、私たち村人はリストにもれがないことを確認できました。
 それに、一人ひとりの身元を確認して事前に引換券の配布をするなど工夫されていて、必要物資が必要な人びとに確実に届けられるのだと、確信することができたのです。

 今はまだ引換券を受け取っただけで物資が手に入ったわけではありません。でも、これだけ透明性の確保された手筈を見ているので汚職もないだろうと安心しています。もしも誰かが「透明性とは何か?」と聞いたら間違いなく「JENのような団体のことだ」と答えます。

 あの大きな地震を生き抜いたのですから、これからも長く生きていけたらと思っています。その間に家も建て直して、今までの生活に戻ると思います。でも、JENの、私たち村人への配慮、支援の仕方は絶対に忘れません。これからもらえる物資にも、本当に感謝しています。ありがとう」

 アブドゥルさんが話していたように、支援を届ける団体の配慮が欠けていると人びとの信頼を失ったり、住民同士の軋轢を生みかねません。JENはいつでも、透明性を確保した支援を届けるよう工夫をしています。
今回は、4人のスタッフ(JENスタッフ2人、国家災害対策本部職員1人、バダフシャン県職員1人)からなる「準備委員会」を作り、物資を配布する人びとのリストにもれがないか確認し、引換券を配布しました。

 総務・ITオフィサー
 ワヒード・アフマド

【ワハシ村で、配布対象者確認委員会が物資引換券を配布する様子】
20151224_af_01_coupon_distribution


【引換券を手にするアブドゥルさん】
20151224_af_02_abdul_coupon


【インタビューに答えるアブドゥルさん】
20151224_af_03_abdul_interview


【地震の被害を受けたアブドゥルさんの家】
20151224_af_04_abduls_house



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

歳末募金にご協力をお願いいたします。

▼クレジットカードはこちらから

Afghanistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「アフガニスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

12月 24, 2015 支援物資配布緊急支援 |

2015年12月17日 (木)

バダフシャン県の地震被災者へのインタビュー

 アブダル・ハディさん(41歳)は、被災地調査の際にJENのチームがインビューした人のうちの1人です。

 インタビューの冒頭で、私は彼に、この寒い中どこへ行こうとしているのかを尋ねました。
彼は「薪を買いに行くんです。あまりに寒くて、雪が2~3日降り続くかもしれないので。家を再建できたらいいのですが、そんなお金はありません。それに、お金を持っていたとしてももう冬が始まっているので、建設を始めることもできません。だから今、最も大切で自分にできることは、暖かく過ごすことなんです」と答えました。

「私の村は地震で深刻な被害を受けました。私は家も含めて全ての物を失いましたが、家族を含め他の村人たちも無事だったのが嬉しいです。命よりも大切なものはないですから」。
 ハディさんは現在、同じ村に住んでいる親戚の家に身を寄せています。
 
 彼の村に住む全世帯150家族を対象に、JENは越冬キットを配布します。JENのプロジェクトがこの冬の間の彼らの困難さを少しでも軽くする助けになることを願っています。

【インタビュー中のアブダル・ハディさん】
20151217_af_01during_interview


【自分たちの村の地震の惨状について語るハディさん】
20151217_af_02_while_talking


【地震で倒壊したハディさんの家の様子】
20151217_af_03_hadis_house1


【地震で倒壊したハディさんの家を近くから見た様子】
20151217_af_04_hadis_house2





△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

歳末募金にご協力をお願いいたします。

▼クレジットカードはこちらから

Afghanistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「アフガニスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

12月 17, 2015 支援物資配布緊急支援 |

2015年12月 3日 (木)

ワハシ村の被害の様子をお伝えします

20151026日、マグニチュード7.5の大地震が発生し、アフガニスタン各地で被害が発生しました。その中でも最も被害が大きかったのはバダフシャン県で、その中でもキシュム地区が深刻な被害を受けたことが、JENの調査でわかっています。

 キシュム地区のワハシ村の長老の話によると、今回の大地震によりインフラは壊滅状態で、泥やわらで作られた家々も崩れかけているとのことです。

【ワハシ村長老のハジさん。彼の家は倒壊を免れたものの、家にはヒビが入っています】
20151203_af_01__haji


 また、10kmに渡る用水管も10か所の被害を受けたことから村への水の供給に支障をきたしており、人びとは安全とは言えない川の水をロバや自らの手で運んで生活しています。

【壊れた用水管】

20151203_af_02_water_supply

 崩れかけた家で生活をすることは危険を伴うものの、雪も降り始め厳冬期を迎えようとしているこの地域で、その他の選択肢はないのが現状です。彼らは現在国際機関によるテントの配布を待っています。JENも準備が整い次第、毛布や石炭などの越冬物資の配布を開始します。

【建物が崩れ、ヒビが入っている様子】
20151203_af_03_house




△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

Afghanistan

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「アフガニスタン」とご記入ください*

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

12月 3, 2015 緊急支援 |