バダフシャン県の人々への人道支援
2015年10月26日、アフガニスタンとパキスタンをマグニチュード7.5の大規模地震が襲いました。現在、アフガニスタン全土で死者115人、負傷者524人、6,929棟の家の倒壊が報告されています。(UNOCHA、2015年11月12日)
バダフシャン県はアフガニスタンで最も地震による影響が大きかった県の一つです。
安全上の問題や情報不足やその地理的状況から、バダフシャン県内の約20%の地域でまだ調査が行われておらず、現在の課題となっています。調査が行われた約80%の地域では、人々が苦しんでいる状況が確認されています。
【障がいを持つ人の家も損傷を受けています(バダフシャン県バハラク地区)】
【地震によって倒壊した家(バダフシャン県バハラク地区)】
【テント生活を強いられているご老人(バダフシャン県キシュム地区)】
【損傷を受けた家とその家族の様子(バダフシャン県ショハダ地区)】
【地震の影響で廃墟となった家(バダフシャン県キシュム地区)】
不運なことに、バダフシャン県の被害はこれから更に広範囲に広がると予想されます。それは、これから厳しい冬の季節に入り、雪崩、地滑り、吹雪、洪水などの自然災害が多くの地域を襲う可能性があるからです。
時は刻々と進んでいます。厳しい冬が迫る中、家を失った人々や病気を患っている人々が安全や健康状態を保つための食糧、生活用品、越冬物資、衛生キット、シェルター、ヘルスケアなどの緊急支援が、今まさに必要とされています。
現在政府もアフガニスタン全土で調査を行い、働きかけを行っていますが、全体をカバーしきれていません。今のところ、アフガニスタンに在留する国連や人道支援団体が政府の行う調査をサポートしています。地震によって被害を受けた人々へ長期的な復興や復旧を促すために、バダフシャン県では人道支援対策が必要とされているのです。
シニア・フィールド・オフィサー
ハミードゥラ・ハミッド
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