学校教員への衛生教育研修の反響
JENアフガニスタンプログラムでは、3月1日から、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆さまのご支援を受け、パルワン県チャリカ地区・シンワリ地区にて学校環境整備及び衛生教育事業第5期を開始しました。
今年は同2地区にて、3校の給水・衛生施設及びその他学校施設を整備し、チャリカ地区20校及び宗教聖職者(ムッラー)を対象に衛生教育を実施します。これまでの支援と同様に、これらの活動によって、子ども及びコミュニティの衛生環境改善を図るとともに、子どもたちにとって安全で快適な学校環境を確保することを目指します。
今年は、5ヶ年プログラムの最終年となるため、ジェンの活動終了後に教育局関係者が自ら学校の維持管理及び衛生教育の普及を継続していけるよう、自立発展性の強化が鍵となります。
3月3日から19日にかけて、チャリカ地区20校の全教員1,005名に対し、3日間に渡る衛生教育研修を実施しました。5月からは、この研修を受講した教員が6ヶ月をかけて授業の中で衛生教育を生徒へ伝えていく予定となっており、その授業開始準備が整いました。
研修では、教員が積極的に参加し、学ぶ意欲にあふれている様子が伝わってきました。受講した教員は、衛生教育の重要性を理解し、生徒、そしてコミュニティへ衛生教育を伝えていくことを約束しました。
【衛生教育研修の様子】
今回衛生教育を受講した教員の1人の声をお届けします。
氏名:ライラテュル・カダ氏 (41歳)
職業:チャリカ地区Hora Jalali 高校教員
「衛生教育は人間の生活にとって非常に重要な要素です。
今回の研修は興味深く、衛生教育について学ぶ良い経験となりました。特に、研修で取り上げられた、経口補水液、水の殺菌方法、月経時の衛生、そしてどのように手洗い習慣を改善していくかなどの項目は、新たな学びとなりました。コミュニティ全体が衛生教育を実施していくことの重要性も学びました。
衛生教育の研修の機会を与えて下さり、有難うございました」
JENパキスタン事務所
アフガニスタン・プログラム・オフィサー
藤田めぐみ
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