スタッフ能力強化への取り組み
JENアフガニスタンプログラムでは、アフガニスタンで支援を必要とするコミュニティに最大限の支援をするために、スタッフの能力強化を図っています。
毎年、能力強化を目的とした様々な研修が計画され、私自身もいくつかの研修を受けました。それらは私の知識の向上に大いに役立っています。最近実施されたもののなかで、特に重要だったと感じる研修には、次のようなものがあります。
2013年、私はプロジェクト・サイクル・マネジメントの研修に参加しました。この研修では、プロジェクト開始から終了、その後の評価に至るまでの、フェーズ(段階)の違いを理解するのに役立ちました。
2014年2月には、スタッフと組織全体の仕事の質を向上するため、報告書作成とコミュニケーションスキルについての研修が実施されました。この研修にはアフガニスタンとパキスタンプログラムの両方のスタッフが参加しました。
2014年の9月には、イスラマバードでモニタリングと評価についての3日間のワークショップに参加しました。この研修は主に、プロジェクト計画におけるモニタリングと評価の役割について焦点を当てたものでした。この研修を受けたことで、私はモニタリングと評価のコンセプトを理解し、プロジェクト計画書を準備するときに、その視点を含めて書いていくことができました。
私は直接参加していませんが、2014年11月には、カブールでアフガニスタンの現地スタッフを対象とした研修が2つ実施されました。1つは報告書作成について、もう1つはモニタリングと評価についての研修で、先に述べた研修に参加していないスタッフが受講しました。これらの研修は、現地スタッフが2015年のプロジェクト計画策定に参加する際に必要な視点を身につけるという点で役立ちました。また、アフガニスタンの現地スタッフ自らがプロジェクトを評価し、自分たちで実施した支援の成功事例だけでなく、弱点を認識するのにも役立っています。
これらの研修とは別に、スタッフの身の安全を確保するために、基本的な応急処置の訓練や、セキュリティ研修も定期的に行っています。
研修はスタッフの仕事の質を向上させ、結果的に組織の支援の質の向上につながっていくものと思います。
イスラマバード事務所シニア・プログラム・アシスタント(アフガニスタン担当)
ハニフ・カーン
【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】