ゆめポッケを配布しました
ジェンは先日立正佼成会のご支援により、「ゆめポッケ」の配布を実施しました。
ゆめポッケの配布は、長年紛争が続くアフガニスタンで傷付いた子どもの心を癒すため、2005年以降毎年実施されています。
今年は4770個のゆめポッケをパルワン県のバグラム地区、シーハリ地区、スルヒ・パルサ地区の低学年児童へ配布しました。
手作りのきんちゃく袋でできたゆめポッケには、日本の子どもたちが用意した文房具やおもちゃ、手紙などが詰まっています。アフガニスタンの子どもたちには、紛争で家族を亡くしたり、家族が病気やけがでつらい思いをしていたり、生まれ故郷から避難しなければならなかったり、貧困に苦しんだりと、幼いながらも過酷な経験をしている子たちがまだまだ沢山います。ゆめポッケにはそういった子どもたちへの思いやりや励まし、平和への祈りが詰まっているので、ジェンのスタッフは届いたポッケをとても大切に扱います。ポッケを配布した時の子どもたちの笑顔を見るのは本当にうれしいもので、貧しい暮らしをしている家庭に、幸せと喜びをもたらすものだと思います。
私が強調したいのは、幸せはみんなで分かち合うものだということです。自分の幸せは、自分とつながるほかの人たちの幸せによってもたらされ、自分の幸せは周りの人にも伝わっていくのです。この幸せの波及は、3人先の知り合い(たとえば友達の友達の友達)までつながっていくといわれています。幸せを求めることは自己中心的に何かを求めることではなく、実際は周りにいる人のために何かをすることなのだと思います。ゆめポッケを子どもたちへ渡すことによって得られる自分の中の幸せな気持ちは、ほかのことでは得られないものです。
最後に、受け取った子どもたちからの声もご紹介します。
「先生から、ある団体が僕たちにプレゼントを届けに来ると聞いていたので、皆本当に楽しみに待っていました。僕は待ちきれないぐらい楽しみにしていました。ゆめポッケを受け取って、僕の夢はかないました。本当に素敵な贈り物です。これから毎日学校に通って、勉強を頑張ろうと思います。素晴らしい贈り物をありがとうございました!」
(ナジブラ君、12歳)
「本当に夢のような贈り物です。ゆめポッケには、人形やポケットティッシュ、ノート、ペン、鉛筆、ボール、消しゴム、鉛筆削りなどが入っていました。これから人形で遊んで、文房具は学校で使おうと思います。本当にうれしいです。ありがとうございます!」
(ズバイダさん、8歳)
ジェンイスラマバード事務所 会計アシスタント サマル・シャキル・ブット
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