手を洗うこと
手洗いは人々の衛生にとって大変大切な習慣の一つです。感染症を防ぐ最も効果的な方法なので、手洗いは予防接種の一種と言っても過言ではないでしょう。
一般に手洗いとは手を洗う行為で、泥やほこりや細菌を取り除くために、水や石けんやアルコール性殺菌剤等を使います。
人は何気なく他の人に触れることによって細菌を移してしまう可能性があります。また汚染された物に触ったあと自分の顔や口、目や鼻や体の他の部分に触れることで、細菌に感染することもあります。
手洗いは時間もかからず、大きな努力も必要としませんが、病気の予防に大変役に立ちます。この小さな習慣を身に付けることは、私たちの健康を守るのにとても重要なのです。
日常の手洗い、特に食事前やトイレの後などある種の行動の前後に行う手洗いは、細菌を取り除いたり、病気を予防したり、細菌を他の人に移すのを防いだりするための一番良い方法です。
手洗いには通常5つのステップがあります。濡らす、石けんをつける、ゴシゴシと洗う、水で洗い流す、そして乾かす、です。手や腕にアクセサリーを付けていたら、手を洗う前に外した方がいいでしょう。
料理をする前後、食べ物を食べる前後、病人の介護をする前後、傷やケガの手当の前後、トイレを使った後や子どもの世話をするとき、鼻をかんだり、くしゃみをしたり、動物やゴミに触ったりした後は、必ず手を洗わなければなりません。
石けんや水が使えない場合は、アルコール性殺菌剤またはある種の細菌を除菌できる灰や泥を使います。灰は、アフガニスタンでは細菌を取り除く他の手段がない時によく使われます。
ジェン・アフガニスタンは、教師に対する衛生教育のトレーニング、そしてその教師を通じての生徒に対する衛生教育を行うことで、生徒からその家族やコミュニティーに対して衛生教育が波及することをねらいとしたプロジェクトを実施してきました。
その結果、生徒や教師やその家族たちの衛生に対する意識に大きな変化が見られるようになりました。つまり、健康でいるためには清潔な状態を保つことがとても重要だという意識が芽生え始めたのです。
【世界手洗いデーのセレモニーで、石けんで手を洗う子どもたち】
【ジェンのHEモニタリングの際、石けんで手を洗う子どもたち】
【フォローアップが実施された際、石けんで手を洗う子どもたち】
ジェンの20周年記念として、ジェンの各国事務所に「手を洗おう」という言葉をそれぞれの国の言語で描いたポスターが共有されました。アフガニスタン事務所スタッフも、自分たちが伝えている手洗いの大切さを忘れないよう、ポスターを事務所に掲げて活動を続けています。
【ジェン・アフガニスタンのスタッフたち】
【ジェン20周年のポスターを持つ筆者】
ジェン アフガニスタン事務所
シニア・フィールド・オフィサー
ハミードゥラ・ハミッド
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