アフガニスタンの歴史的選挙
今年、ついにアフガニスタンの人々が自らの投票によって大統領を選出する機会が訪れました。多くの人が今回の選挙を、アフガニスタンの歴史上で重大な出来事として注目しています。何十年にもわたり非常に厳しい状況に置かれてきた国が、平和と民主主義を重んじる国であることを示す時が来たのです。
各ニュースによれば、投票率は有権者の約60%に上ったそうです。有権者数が約1200万人とすると、およそ700万人強の人々が投票をしたことになります。
ジェンのアフガニスタンスタッフも投票に行きました。投票日直前や当日には、アフガニスタン国内では各地で爆発や銃撃などが発生し、治安上のリスクは高まりました。それでも、ジェンのアフガニスタンスタッフによると、アフガニスタンの人々は、自分の国のより良い未来のために、投票に行くことは国民の道徳的な義務だと考えているそうです。候補者の誰が当選したとしても、国民が大統領に期待することは、国民の基本的なニーズに対応してくれることだといいます。
新しい大統領は、アフガニスタンという国が、またその国民が、自分たちの力で立ち上がれるのだということを世界へ示し、国を引っ張っていくことが期待されます。アフガニスタンの人々はなによりも平和を望んでいます。平和こそが、ほかの先進国のように、国の発展の礎になると信じているからです。
投票結果の第1回目は4月26日、第2回目は5月14日に発表される予定となっています。
イスラマバード事務所長 アズマット・アリ
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