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2014年2月20日 (木)

パルワン県の気候

 ジェンが事業を実施しているパルワン県はアフガニスタンの中央部、カブールの北に位置します。同県は民族構成が多様な人口631,600人の農村社会であり、多くの住民は農業と畜産により生計を立てています。カブールとアフガニスタンの北部地域をつないでいるサラン幹線道路が通ることから、パルワン県は戦略的にも交通の要となっています。

 パルワン県は、夏は乾燥し、気温が40℃近くまで上がる一方で、冬は-20℃まで冷え込み、季節がはっきりと分かれています。1日の中での気温変化も激しく、冬の日中の気温は、明け方の零下から昼時の12℃まで幅があります。

 11月から3月の冬の間は、北風がロシア南部から吹き荒れ、猛吹雪、氷晶雨(日本ではめったに見られませんが、雲の中で作られた氷の結晶が落下中にとけて雨粒となります)、暴風をもたらし、一面が雪に覆われます。これにより、供給ルートとなるサラン幹線道路はいつも封鎖されます。

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 人々は冬が来る前に、燃料と薪を家に買い溜めますが、貧しい住民は燃料やその他暖を取るのに必要なものを手に入れることができず、いつも厳しい冬に苦しむことになります。
 

 冬の間はこのような多雪・多雨により工事ができないため、貧しい人たちの生計手段となる建設現場での日雇い労働もできません。

 例年、冬季は雪の影響で道路が封鎖されてしまうため、コミュニティの人々は伝統的な鋤を使って道の雪かきをします。

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 また豪雪のため、これまで災害により多くの人が亡くなっています。その中でも、2010年2月にサラントンネルで起きた事故では165人の通行者が亡くなり、135人以上の負傷者を出す悲惨な事態となりました。

 今年もすでにたくさんの雪が降り、厳しい寒さが続いています。パルワン県の人々は暖かい春を心待ちにしています。

 ミルワイス・オメルゾイ(ジェン シニア・フィールドオフィサー)

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2月 20, 2014 文化、生活、習慣 |