« 新スタッフ自己紹介~ナジブラ・ファイズ~ | トップページ | 今年もアフガニスタンの子どもたちへ「ゆめポッケ」を届けました »

2013年9月12日 (木)

エワズ先生の喜び

 昨年、JENはパルワン県のスルヒ・パルサ地区にあるピロキ村で、2013年の支援活動に向けてのニーズ調査と技術調査を実施しました。
 

 私が調査チームの一員としてある学校を訪問した時、沢山の問題があることに気がつきました。そこで働くムハマッド・エワズ先生と話をする機会がありました。

 エワズ先生は生徒、教員、そして学校の問題について説明をしてくれました。教員として自分が向かいあっている状況を詳しく語ってくれました。

 私はエワズ先生に、もしこの村に支援機関が来て、学校の問題を解決するためのサポートをすることになったら、先生とこの村の人たちはどのようにその活動に協力し、貢献できるかを尋ねました。エワズ先生は満面の笑みを浮かべ、自分も村人も、学校施設の建設作業にも協力できるし、学校の他の問題の解決にも全力でサポートをすると答えました。
 
 

 そして今年、支援者の皆さまとジャパン・プラットフォームのご支援により、この学校を支援することになり、私は建築作業のため同校を訪れました。エワズ先生との再会です。彼は私を抱き締め、子ども達の教育と未来のために実施されているJENの学校建設に関しての喜びを語ってくれました。

「またお会いしたいと願っていました。JENの支援は、まさに自分の夢が叶ったようです。私と村の人たちは今とても幸せです」

【先生とともに設計のプランを立てました】
130912_with_teacher_during_layout_p

【建設中の学校】
130912_under_construction_school

 
 先週、事業のおよそ88%が完了した地点で、またエワズ先生に会う機会がありました。彼は再びJENのスタッフを快く迎え入れてくれました。そして、少し待っていてくれと言ってその場から立ち去りました。少し経って、エワズ先生は妻が用意してくれたミルク、ヨーグルト、バター、サラダとパンの食事を持って戻ってきました。これはアフガニスタンで感謝や喜びを表すための伝統的な習慣です。
 
 

 私たちJENの現地スタッフは、地元の人々が日本からの支援を届けるJENを好意的に受け入れてくれることを、誇りに感じています。それは、JENのスタッフとして、とても嬉しいことです。

ジェン スルヒ・パルサ事務所 チーフエンジニア シル・アリ



【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

9月 12, 2013 学校修復・建設 |